内容説明
夢の世界でまっているもの。それはおそろしい悪魔たち。でも、悪魔とのたたかいで手に入るもの。それは、あなたにとって一生のたからもの。ものごとの「本質」をとらえ、自分で考える「こころ」を育むえほん。
著者等紹介
大野正人[オオノマサト]
1972年、東京都生まれ。論理的かつ深い視点から、誰にでもわかりやすい表現で執筆する技術を持ち、携わった書籍の累計売上は250万部を超える
中川学[ナカガワガク]
1966年生まれ。浄土宗西山禅林寺派僧侶。1996年よりイラストレーションの仕事をはじめる
出口保行[デグチヤスユキ]
東京未来大学こども心理学部長・教授。東京学芸大学大学院修了後、法務省に心理職として入省。少年鑑別所、刑務所、拘置所等で約一万人の犯罪者を心理分析する。専門は犯罪心理学。全国の防犯講演会活動、足立区防犯アドバイザーとして活躍する一方、テレビ出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
59
将来こうなりたい、これをしたいと希望に満ち溢れた子供たち。しかし現実は厳しい。夢をかなえるためには、さまざまなモンスターと戦わなければならない。[オクビョー][モーソー][クーキョ][ザセツ]など、夢を阻むものをキャラクター化してその対処法を学ぶ。2019/03/20
とよぽん
51
絵が、中川 学さんだった。夢をもつ、夢に向かって努力する、夢をかなえる・・・。それができなくなる要因を、子どもにもわかりやすく挙げて、どうやって克服していけばいいのか指南してくれる。そう、心の力。挫折に負けないレジリエンスが大切だ。失敗は前進のチャンス、だから恐れずに勇気を出そう。大人も元気になる素敵な絵本!2021/10/31
ケニオミ
21
小学校の卒業の時に書かされた「将来の夢」。何を書いたか覚えていますが、現実との乖離はちょっと認めたくない程です。子供の頃の夢を実現させることは素晴らしいことですが、夢を追い続けることもまた素晴らしいことです。そのことを教えてくれるのがこの絵本です。この絵本に登場する三人の子供達。それぞれ、夢の実現を目指し、誘惑に負けないよう頑張ります。しかし、どの子もその夢を実現させることができません。でも新しく見つけた夢の実現を目指し頑張っています。定年のない会社に勤め始めたので、まだまだ自分も夢の実現に頑張らないと。2016/02/06
Yuko
20
頑張れば夢は叶うと言うが、叶わない夢だってたくさんある。そのわけをひとつひとつ説明し、原因となる悪魔と格闘することで得られる力を挙げる。悪魔たちのネーミングがそのままだけどすごく笑えて、なんか簡単にやっけられそうな気分にさえなってきた(笑) 大好きな中川学さんの絵だったことも嬉しい。 "夢とはいつも未来にあるもの" "いくつになっても新しい夢をみることができる" "「なりたい自分」こそ、すべての夢の正体 なりたい自分に近づいていく" "人はだれもが夢の途中" 2018/09/26
ヒラP@ehon.gohon
18
夢は、情熱や勇気や積極性とともに育っていくものだけど、不安感や迷いや困難という壁が立ちふさがることもあります。 夢が育っていく過程を、少し理屈っぽいけれど、パターン化して分かりやすく説明している本です。 タイトルのように、3人の子は、子どもの頃になりたかった仕事にはつけませんでした。 でも、ここからがこの本の素晴らしいところです。 3人の子は、それぞれに夢を別のかたちで実現しようとしています。 折れない心を大切にしていこう。 子どもの絵本でありながら、私も励まされてしまいました。2016/03/22
-
- 洋書
- Traité De M…