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内容説明
戦争で焼け野原になった町では、みんないつもお腹をすかせていました。子どもたちも、食べ物さがしにいっしょうけんめいでした。ある日、子どもたちは、大きなおやしきの焼けあとに、ふしぎな木が立っているのを見つけますが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niaomi
10
<学校からの平和についての読み聞かせ依頼にて、本探し中>身体の弱い息子に少しでも栄養をと昔、ご主人と食べたバームクーヘンを食べさせる母。その子は一欠片を木の根元に埋めた。戦後、その木は子供達だけが知る憩いの場、甘いお菓子の木になった。戦争中は食べ物も貴重。2015/11/03
遠い日
9
野坂昭如原作の戦争童話集。あの独特の文体では絵本にならないからか、水谷明子さんが文章を担当されている。翻案といったところか。子どもたちにしか見えない、おかしの木。戦争中の悲しい、また切羽詰まった事情がその木にはあった。男の子の魂が宿ったかのようなできごと。飢えと苦しみ、子どもたちの身に、こういうことが二度と起こりませんように。2017/07/08
スガミ
1
打ち込み終わったので。画面が明るすぎる気がした。2010/11/19