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内容説明
満州からの引揚げのとちゅうで、病気になり、家族に取り残された4さいの女の子。子どもたちと別れ、死に場所をもとめて旅にでた年老いたメス狼。狼は、女の子の命を助けてやろうと考えますが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
19
野坂昭如戦争童話集の1冊。都立第五福竜丸展示館で。作者の戦争体験が、哀惜の涙と戦争への怒りを突き付けてくる。2019/04/17
niaomi
11
<学校からの平和についての読み聞かせ依頼にて、本探し中>兄弟を助けるために、もう回復の見込みのない一番小さい女の子を置いて行かなければならなかった母。置いて行かれた女の子を介抱して息絶えても背中に乗せて走り、助けたい一心だった狼。それなのに連れ去っていると人間に勘違いされ撃たれてしまう。切なすぎる。2015/11/03
ツキノ
7
(E-307)野坂昭如原作 水谷明子文 平田敏夫絵。市原悦子の朗読を聞いて(『白髪のうた』より)。文章は変わって短くなっている。2019/04/29
奈良坂葵
4
戦争童話集。満州で終戦をむかえ、置きざりになった4歳の女の子と狼。切なかった。2015/06/24
外野伽夜
2
戦時中、年老いたメス狼は家族と生き別れた小さな女の子と出会います。メス狼は巣立って行った自分の子供を思い出し、衰弱していく女の子を助けようとするのですが……。百合っぽいなという不純な動機で読み始めましたがとても良いお話でした。戦争の悲惨さと女の子の健気さ、メス狼の愛が沁みます。メス狼を、自分の家で飼っていたペットと思い込んで懐く女の子がとても可愛かったです。2013/07/22
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