感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
154
思いつめると何をしだすかわからなくなる隆太。あの時のようにまたやってしまった。お母ちゃんのために。おかげで大分回復してきたが、病に多くの人が苦しんでいる。原因は明らかであるが、治療するには破格のお金がかかる。生きることがどんなに長く辛いことなのか、その状況から生きる意味を見つけだす第6巻。人間が人間を助けずして、誰が救うというのか。仕事をしなければ生きていけない。仕事をしても奪われていってしまう。しかし動き続けなければならない。おじさんが人生をかけて記した、夏のおわり。この本が真実を伝える希望となるのか。2024/01/14
みゃーこ
69
隆太がカッコ良すぎる、逞しく生き抜く戦争孤児、生きるか死ぬかの狭間でほんの小さな子が雑草のように、麦のように踏まれても踏まれても傷だらけになって支え合って生き抜こうとする。時にはかなく、頼もしく、戦争の一番の犠牲者はいつも子供たちだ。隆太と元。涙が止まらなかった。何度読んでも感動の名作だ。語り継がなければならない。人間の本質を突くこの漫画ほどの傑作はないと思う。2014/04/24
八百
15
はだしのゲンプロパガンダ化の心配を余所にヒューマニズム溢れる中沢節が戻りひと安心の第6巻、但しエスカレートし続ける隆太の破天荒な行動と替え歌の下品さには苦言を呈しておくが。しかしそんな隆太の危なっかしい大活躍のおかげでお母ちゃんも入院が出来る、そしてまだ闇物資に頼らざるを得ないのだが経済活動も回復しこれまで叩きのめされてばかりのゲンたちにも少しずつ明るい兆しが見えてきた。戦災孤児たちの仲間も増えてバラックを拠点にチーム・ゲンの大活躍が始まるか2016/07/22
コウメ
14
原子爆弾から生き残っても放射能からは逃げられないか(╥﹏╥)2019/03/25
カープ坊や
9
《再......再読》 原爆を落とされて4年 まだまだ次々と人が死んでいく。これが放射能の恐怖!!!! 2014/03/27




