内容説明
女性労働の視点から近代百数十年の歴史を問い直した本書が鮮明に伝えるのは、「現代日本の女性の地位=政治とジェンダーの関係」の改変がもたらす社会の可能性である。
目次
第1部 女性学・ジェンダー分析(家族の位置―フェミニズムとマルクス主義;アメリカ女性学の現段階―ウィメンズ・ヒストリーからフェミニスト・ヒストリーへ)
第2部 女性史・女性労働(日本資本主義と女性労働―一八六八~二〇〇二年;明治期労働運動における男性労働者像の構築;日本における非正規雇用と女性―パートタイム労働者を中心にして;歴史家ミリアム・シルバーバーグ―出会いと「再会」;女工哀史論の新地平;田島民『宮中養蚕日記』が語りかけるもの―近代・資本主義・性別分業・女性労働)
第3部 政治とジェンダーの接点を求めて(福沢諭吉の家庭論を考える;岩国基地問題へのアプローチ―軍事主義とジェンダーについての覚え書き;憲法を活かすことは世代を超えたプロジェクトである―奥平康弘氏の講演から学んだこと;澤地久枝『密約―外務省機密漏洩事件』再読;三・一一原発震災のなかで高木仁三郎を読む;核エネルギーは人の手に負えない;女性史からみた自衛官合祀拒否訴訟―憲法20条と24条)
著者等紹介
三宅義子[ミヤケヨシコ]
1944年生まれ。専攻は、女性学・ジェンダー研究。慶應義塾大学経済学部卒業・カリフォルニア大学サンタクルーズ校大学院博士課程修了。Ph.D.意識の歴史学(ヒストリー・オブ・コンシャスネス)。フリーランスライター・女性問題誌編集者を経て、1994~2010年まで山口県立大学国際文化学部教授を努める。現在「女性学研究会・やまぐち」主宰・「平和憲法ネットワーク・やまぐち」共同代表。著書:『女性学の再創造』(ドメス出版2002年第23回山川菊栄賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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