内容説明
オルタナティブの解放像を求めて遍歴と実践の中から紡いだ祈りと祝福。信州・沖縄・高知で「歴史を拓く家」を立ち上げた著者。「差別をうなずかず、いのちとこころを育くむ」実践こそ、これらの「家」の真髄である。凛乎とした精神が輝きだす一冊。
目次
1 いまを生きる(嫁にはならない女性たち;男女共生社会は互いのいたみの共生から ほか)
2 沖縄 こころの四季(黒い鳩と白旗の少女;米兵乱暴事件に思う ほか)
3 性の解放―関係の豊かさを求めて(バラバラでいっしょ;問題の見えにくさ ほか)
4 もうひとつの見方・考え方・在り方(戦争の共犯者;戦後の道しるべ「平和憲法」 ほか)
5 大母幻想―おんなの太陽性を訪ねて(人びとのこころのよりどころ;ユーカラにひかれ ほか)
著者等紹介
もろさわようこ[モロサワヨウコ]
両澤葉子。1925年長野県に生まれる。新聞記者、教師、編集者を経た後、執筆活動に入る。「歴史を拓くはじめの家」世話人代表(2005年第12回信毎賞受賞)。著書に、『信濃のおんな』上・下(毎日出版文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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