内容説明
本書は、「住居の二〇世紀」で提起されている問題を大枠として、住居と住まい方に関心をもち、それぞれのテーマにしたがって調査研究を続けてきた日本生活学会会員を中心とする筆者の方々に、これまでの研究成果を、二〇世紀の日本における住まいの変容に視点をあててとりまとめていただいた論文集である。
目次
住まいのかたち(住居の二〇世紀;借家から持家へ―所有形態からみた戦前・戦後の住まいの変容;建材と日用品―二〇世紀の工業製品の普及についての一考察 ほか)
住まいと暮らし方(現代の住まいをつくりだしているもの―暮らしにあらわれる空間感覚を読む;近代末期の地平から家族と住まいの一〇〇年を省みる;家族の生活と住まい―親の生活と居場所 ほか)
住まいが見落とした二つの視点(住まいとしての社会施設;野外民家博物館の一〇〇年―民家の生活復元展示をめぐって)
住まいの一〇〇年・絵年表