内容説明
気象に興味を持った人に、教養としての気象学を提供することを目的にした教科書です。気象学を学ぶ大学生や気象予報士を目指している人のために平易な説明と多くの事例、ときに肩の力が抜けるような話題を盛り込んでわかりやすく解説しています。
目次
第1章 光
第2章 水
第3章 熱
第4章 風
第5章 渦
第6章 対流
第7章 予報
著者等紹介
稲津將[イナツマサル]
1977年北海道岩見沢市生まれ。1998年京都大学理学部中退。2002年北海道大学大学院地球環境科学研究科博士後期課程修了。2005年東京大学気候システム研究センター特任助手。2007年北海道大学大学院理学研究院准教授。2017年から現在まで北海道大学大学院理学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どすきん
2
しまった。読まずに返却日が来てしまった、やはり、ここは「挫折本」あるいは「リベンジ(何の?)予定本」の分類が欲しい。
Go Extreme
2
光: 光と電磁波 散乱 反射と吸収 放射平衡 気象衛星 水: 水蒸気の飽和 雲 雨 雪 降水と雲の観測 熱: 気圧と気温 乾燥空気の安定性 湿潤空気の安定性 断熱図 パーセル法による対流の診断 風: 陸と海 六甲おろし 天気図の風 上空の風 物質の輸送 風の観測 渦: 水平風と鉛直風 ハドレー循環とロスビー波 台風 寒冷渦とポーラーロー 対流: 大気境界層内の対流 積乱雲を伴う対流 メソ対流系 日本の夏 予報: 気象予測 気象情報の伝達 季節予測 気候変動2022/07/05
こばこ
0
北海道大学の稲津さんの書籍。ターゲットは気象の初学者ということですが、やや難しめか、という感じ。式を飛ばせばなんとかかもですが。 内容は網羅的で、トピックには過不足ないかな、というところ。気象学をやるときに知識を確認したいときなどに振り返ってみることができそうで、その点でいい感じなのかなと思います。ただ、一般気象学含め他の気象学の網羅的な教科書に比べ、この本でしかないことはあまりなく、その点では苦戦しそう。 昇華は固体→気体のみ、逆は凝華なんだ、というのは初めて知って勉強になりました。2025/09/01