内容説明
食の文化の学際的研究をめざす、というのがフォーラムの基本理念のひとつである。したがって、さまざまな分野からの一流の研究者がメンバーとして参加している。16年間にフォーラムに参加した人びとの総数は約160名にのぼり、そのうち約60人は毎回のように出席する固定メンバー、すなわち常連である。フォーラムを核として、分野のちがう研究者のあいだでの友情がはぐくまれ、食の文化を探求する同志的連帯が成立したのである。この常連たちがフォーラムの歴史をささえてきたのである。
目次
第1回 社会と食(食生活の価値観と科学技術・一〇〇年;食と健康の政策;米食の変化と背景)
第2回 食材の変化と背景(小麦粉の食文化一〇〇年;魚食文化の変化と背景―鮭鱒一〇〇年;肉と乳製品の文化一〇〇年;野菜供給・消費の一〇〇年)
第3回 食のくらし(「ハレーケハレーケーケガレ」の食;弁当と給食の一〇〇年;家庭の食卓風景一〇〇年)