柔道指導Q&A―初心者・生徒を安全に指導するために

柔道指導Q&A―初心者・生徒を安全に指導するために

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 75p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784810510768
  • NDC分類 375.49
  • Cコード C3075

出版社内容情報

体育授業から部活動、少年柔道クラブまで―初心者指導に最適のハンドブック。指導計画・内容、準備運動・受身、立ち技、寝技、乱取りと試合、指導技術、等々の必要なテーマを網羅するとともに、柔道にまつわるエピソードや本文の内容を補うための「コラム」を随所に配置、巻末には資料として、「講道館柔道試合審判規定・少年規定」「講道館柔道の技名称」「柔道を知るための資料」を収録しました。

1 指導内容・計画
 Q1 実施時期はいつがよいか?
 Q2 指導時間と取り上げる内容の関連は?
 Q3 男女共習の場合に注意すべきことは ? 他
2 準備運動・受け身
 Q1 興味を持てる準備運動とは?
 Q2 柔道における体ほぐし運動とは?
 Q3 受け身の指導をどう考えたらよいか?
 Q4 受け身のいろいろな方法とは?
3 立ち技
 Q1 どの技を最初に教えたらよいか?
 Q2 投技の習得法にはどんな方法があるか?
 Q3 技に対してどのように応じたらよいか?
 Q4 「打込」とその方法について
 Q5 左右の技の使用をどう扱うか? 他
4 寝技
 Q1 寝技をいつから始めたらよいか?
 Q2 寝技の開始方法には、どんなものがあるか?
 Q3 寝技の逃れ方と返し方は?
 Q4 寝技の乱取にはどのような注意が必要か?
5 乱取りと試合
 Q1 立ち技の乱取を安全にさせるには?
 Q2 「参った」の合図を最初から教える
 Q3 簡易な試合の具体的な方法は?
 Q4 試合を安全に行うためには?
 Q5 寝技の試合の行い方は?
6 指導技術
 Q1 初心者に

 学校などでは、経験が全くないか、あるいは大学の授業でしか行ったことがないものの、柔道を指導しなければならなくなったという指導者が少なくありません。
本書は、柔道の実技指導に不安や悩みを抱えている学校体育や社会体育に関わるそのような方々のために書かれたものです。 
 内容は、10年以上にわたる「茨城県教育委員会学校体育実技指導者派遣事業」をとおした、中学校の指導者との情報交換のなかで浮き彫りにされた現場の疑問に、筆者らが答える形をとっています。
 しかも、文部科学省の「学習指導要領」の伝達、解説といった従来の建前論にはとらわれず、指導者が直面している問題点、疑問等に現実的な面からアドバイスしています。
 また、経験の浅い指導者でも、安全な指導や効果的な指導ができるように、生徒を動かすためのすぐに使える指示言語を紹介し、的確な指示が行えるよう配慮しています。
 授業準備にじっくり時間を割けない学校生活のなかで、必要なテーマにすぐに答えられるように、課題ごとに分量をしぼってあります。したがって、満点の授業をするためにではなく、「最低これだけあれば」という現実性を重視しました。
 本書を片手にどうか自信

 著者が中学校の体育教師を対象にした柔道指導法の実技講習のさいに、先生方から質問を受け、「それってよく出る質問なんですよね」という一言を発したのが執筆のきっかけとなったとのこと。十年以上にわたり現場の先生方から出された疑問点や質問を書きとめ、まとめあげた成果が本書です。
 指導の現場との直接のかかわりの中から生まれただけに、本書では、今までの指導書では細かく言及されていない点も、現場でしばし戸惑う問題として盛りこみ、写真を随所に挿入して分かりやすく解説されています。ぜひ、御一読ください。

目次

1 指導内容
2 準備運動・受身
3 立ち技
4 寝技
5 乱取と試合
6 指導技術

著者等紹介

尾形敬史[オガタタカシ]
柔道7段。茨城大学教育学部教授

小俣幸嗣[コマタコウジ]
柔道7段。筑波大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品