驚異の脳内薬品―鬱に勝つ「超」特効薬

驚異の脳内薬品―鬱に勝つ「超」特効薬

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784810424263
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C0040

内容説明

欧米で2,000万人が服用するプロザック。毎日1カプセルで性格が変わる!?本書は、「プロザック」のような薬の使用について、倫理的な面や社会的な面から問題提起を行なった話題の書です。

目次

1章 別人のようになったテス
2章 強迫性障害
3章 プロザックはいかにして開発されたか
4章 傷つきやすい人々
5章 ストレスに対する反応
6章 リスクとストレス
7章 カプセルのなかのメッセージ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きぬりん

1
表題ほどには扇情的ではなく意外とまともな本。抗鬱剤プロザックが患者の個性や人柄に変化をもたらし、患者の自己理解の再定義を促すその効果に着目し、その医学的含意や個人的・社会的影響について考察する。同じ薬が鬱と不安症の双方に作用することから精神病と人格障害との境界線がぼやかされる様子や、不安症理解における生物学的還元主義の進行なども興味深いが、プロザックに対する倫理的な懸念を逐一取り上げ反駁を加える最終章こそが白眉。やがては精神薬理学がフロイト時代の精神分析のように時代の風潮になるという、最後の予言やいかに。2025/10/15

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