内容説明
モーツァルトはなぜ「共同墓穴」ヘ投げ込まれたのか?帝妃エリーザベトの眠るハプスブルク王家の霊廟はどこにあるのか?プラハに遺る「旧ユダヤ人墓地」、スメタナの墓があるチェコの「国民墓地」、啓豪主義の首都ベルリンに眠るメンデルスゾーン一族の墓、ショアの悲劇が刻まれた「ヴァイセンゼー・ユダヤ人墓地」など、時代を映す墓地の姿と文人、芸術家の墓に関する興味深いエピソードを満載。
目次
第1部 ウィーンの墓地(ハプスブルク王家の墓所―カプチン地下霊廟;死者たちのメトロポーレ―ウィーン中央墓地;モーツァルトの墓物語;ベートーヴェンとシューベルトの墓―ヴェーリング地区墓地;その他の墓地)
第2部 プラハの墓地(ユダヤの民のメトロポーレ;ヴィシェフラット墓地;王者の墓地)
第3部 ベルリンの墓地(ユダヤ啓豪主義の首都;新しい郊外墓地の開設;墓地の名門―ドロテーエンシュタット墓地;忘れ難い墓地;ユダヤ人墓地;20世紀の墓地;ホーエンツォレルン家の墓地)
著者等紹介
平田達治[ヒラタタツジ]
大阪大学(大学院言語文化研究科)名誉教授
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