出版社内容情報
なぜエンカウンターか。エンカウンターは教育にどう活きるか。リーダーはどうあるべきか。
構成的グループエンカウンター(SGE: Structured Group Encounter)の泰斗による記念碑的一冊。
まえがき
序 章 私の人生にSGEはどう生かされたか
第1章 エンカウンターの意味
第2章 自己開示とシェアリング
第3章 SGEの思想と理論的背景
第4章 SGEの方法と技法
第5章 教育カウンセラーにとってのSGE
第6章 子どもにとってのSGE
第7章 SGEリーダーの心得
第8章 教育カウンセリング理論とSGE
第9章 SGE後継者へ捧ぐ──SGE理論総説
あとがき
國分康孝[コクブヤスタカ]
著・文・その他
國分久子[コクブヒサコ]
監修
内容説明
あるがままの自分に気づき、それを他者にオープンにする。それを受けて他者も自分の内界をオープンにする。そしてお互いの世界を共有する。この心的状況を「ふれあい」または「エンカウンター」という。このエンカウンター体験が自他発見をさらに促進する。この促進のプロセスが「生き方探究」になる。
目次
序章 私の人生にSGEはどう生かされたか
第1章 エンカウンターの意味
第2章 自己開示とシェアリング
第3章 SGEの思想と理論的背景
第4章 SGEの方法と技法
第5章 教育カウンセラーにとってのSGE
第6章 子どもにとってのSGE
第7章 SGEリーダーの心得
第8章 教育カウンセリング理論とSGE
第9章 SGE後継者へ捧ぐ―SGE理論総説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フィリッポ・インザーギ
2
新書ぐらいのサイズだが中身は限りなく濃く、國分先生のメッセージ、魂がこもっている。思えば、エンカウンター を知らなかったら今の学級経営も道徳授業もなかった。常に横においておきたい本。2021/05/05
n-shun1
1
1年前の教育カウンセリング学会に行くまでSGEが何の略も知らなかった。学部レベルのエンカウンターグループでしょという浅い理解でしかなかったことを本書で突きつけられた。教育の場で人間が自分の人生を生きていくことに対してどのような理解とそれに基づく行動ができるようになるのか。いわゆる非健康な状態の個人を対象に閉じた状態のカウンセリングではない。健康な個人が社会的に開かれた場(関係)の中で相互に自己開示し,シェアリングする。その過程で自分自身に気づいていく。パーソナルとソーシャルの2つのリレーション。要再読だ。2024/09/02
言いたい放題
0
図書館にない2021/11/18