内容説明
今世紀初頭のパリに絢爛と花開いたベル・エポック文化で、愛書家たちの活躍は見逃せない。当時の書物を彩った挿絵や装幀を紹介し、古き良き時代の精髄を伝える。
目次
アール・ヌーヴォーの花―『ミレイユ』アシェット版1900年パリ万国博出品本
デ・ゼッサントの部屋―『さかしま』百人愛書家協会版
書物を奏でた男―『タステュ夫人詩集』タステュ夫人版ベラルディ旧蔵本
薔薇窓のある装幀―『ノートル・ダム・ド・パリ』ペロタン、ガルニエ版
幻の挿絵本―『ラ・フォンテーヌの艶笑譚』ルモニエ版
聖遺物をめぐる戦い―『アンリ・ベラルディの文庫』アデール、カルトレ版
このうえない悦楽―『接吻詩集』アイユ版初版と海賊版
挿絵三態―『クレーヴの奥方』コンケ版と挿絵原画集ベラルディ旧蔵本
書き込みのある余白―『十九世紀の版画家』コンケ版ビュオー旧蔵本
版元としての愛書家協会―『パリの呼び売り』書物の友協会版
一人だけの愛書家協会―『パリ風景』ベラルディ版
マリユス・ミシェルの装幀―大家利夫氏に聞く
-
- 和書
- 子どものための手話事典