内容説明
本書は、コンピュータ操作の時間が増え続けていく今日の社会生活の中で、さらに身近な問題となりつつあるテクノストレスに、新たな健康観の提示をもとに、個々の対応策を明らかにしたOA時代の最新健康マニュアルである。テクノストレス・シンドロームとも呼ぶべき、「テクノ不安症」「テクノ依存症」をベースに、パソコン通信へののめりこみや在宅勤務の問題などといった近未来的課題にまで徹底したアドバイスを与えている。
目次
マインドスケイプ(変化する健康観;ハイテク・ヒューマニストの視点;新しい意識)
コンピュータとの出会いと適応(変化する環境;コンピュータに適応するまでの三つの段階;健全な学習者をめざして)
心にあらわれる変化(テクノストレス;テクノ依存症―過剰適応の落とし穴)
体にかかる負担(仕事を知り自分を知る;目を酷使するコンピュータ作業;筋肉の疲労;根拠のない不安)
職場環境を考える(コンピュータ労働者の基本的人権;オペレータのあるべき姿;新しい経営者像;人間中心の職場づくり;新しいネットワークの一員として;在宅勤務;女性をとりまく環境)
未来の担い手(先行する若い世代;家庭でできるコンピュータの早期教育;学校教育とコンピュータ;子供版テクノストレス)
解説 マインドスケイプ・アーキテクトからハイテク・ヒューマニストへの手紙