内容説明
人類の脅威である「感染症」のなかで、唯一、根絶に成功したのが「天然痘」。本書は、最後の天然痘地帯を駆け回ったノン・テクニシャンたち、技術者たち一人ひとりの活動の記録であるとともに、「感染症」撲滅に向けた闘いの再現でもある。
目次
1 エチオピアという国を知っていますか(一般事情;エチオピアの歴史と政治状況;エチオピアの偉人について)
2 WHO天然痘撲滅計画と協力隊の参加の経緯(WHOの天然痘撲滅計画とは;日本政府とWHO天然痘撲滅計画;青年海外協力隊派遣の経緯)
3 天然痘と闘った若者たち(監視員のアンケート結果;監視員の活動報告書より抜粋;隊員たちの見たエチオピア近隣農村の人々の生活と習慣;隊員たちの日常生活)
4 SEPにおける活動上の問題について
著者等紹介
矢嶋和江[ヤジマカズエ]
1972年8月~青年海外協力隊に参加(インド)。1980年9月~JMTカンボジア難民救援医療チームに参加。帰国後JICA国際緊急援助隊医療チーム(JMTDR)にて活動。2005年群馬パース大学看護学部教授。2006年3月杏林大学博士後期課程修了。2006年4月~2008年3月JICA看護専門家としてウズベキスタン看護教育プロジェクトに関わる。2008年4月~弘前医療福祉大学看護学科教授(2018年3月退職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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