内容説明
古代の山口―周芳国に描かれた地上絵「五形図」は1300年間、国家と国民の安寧を祈り続けてきた。『山口に残る古代地上絵北斗図の謎』続編にあたる本書では「北斗図」後、五大思想をもとに作られた「五形図」の謎を340地点余りの山・神社の実地調査を経て解明していく。
目次
第1章 五形図の発見とその全貌(発見するまでの経緯―すべては偶然の出会い;五形図の全貌 ほか)
第2章 五形図が描かれた時期の3候補(文武紀の解析;元明紀の解析 ほか)
第3章 時代を動かした災異思想(災異思想からみた時代の序破急;詔から探る天皇の置かれた状況 ほか)
第4章 地上絵から空間設計の問題へ(平安京の平野神社について;平安京の神泉苑について ほか)
第5章 地上絵の謎―残された素朴な疑問(なぜ、地上絵は見えないように描かれたのか;なぜ、地上絵は周芳に描かれたのか ほか)