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出版社内容情報
幼いころ口ずさんだ童謡、学校で教わった唱歌・・なん となく覚えた歌詞にある「言葉」のおもしろさを噛み締め ます。故郷の情景が目に浮かぶ、あたたかなイラストも掲載。小社刊『日本の大和言葉を美しく話す』著者の 最新作!
内容説明
菜の花畑に入り日薄れ…蛇の目でお迎え嬉しいな…夏も近づく八十八夜…何気なく口ずさんだあの歌の、あの一語。先人たちの感性光る言葉から和の心を教わりましょう。
目次
第1章 自然を味わう歌(桜(さくらさくら)(明治21年版/昭和16年版)
霞か雲か(明治16年版/昭和22年版) ほか)
第2章 生活を尊ぶ歌(故郷;茶摘 ほか)
第3章 文化を楽しむ歌(一月一日;蛍の光 ほか)
第4章 童心にかえる歌(春よこい;金魚の昼寝 ほか)
第5章 古典に親しむ歌(花;荒城の月 ほか)
著者等紹介
高橋こうじ[タカハシコウジ]
1961年、埼玉県生まれ。慶応義塾大学文学部を卒業後、ライターに。「言葉とは何か」をテーマにしたシナリオ「姉妹」で、第10回読売テレビゴールデンシナリオ賞優秀賞を受賞。2000年からは、言葉と会話をめぐる人間心理についての研究に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クラムボン
9
最近読んだ安野光雅の『繪本歌の旅』で文語体の歌の良さを知りました。ここで取り上げている童謡・唱歌は、ほとんどが文語体。特に歌詞の《ことば》にフォーカスして、意味や由来を説いてゆきます。短い詩型になると俄然、文語体の簡潔さや情緒性が輝き出します。口語体では饒舌すぎて生ぬるい感じがするのです。それ故に現代の歌人や俳人も文語で詠み、口語と使い分けているのでしょう。そしてJ-POPでも、松任谷由実の《春よ、来い》は文語体で歌われている。…なので、文語体は決して廃れているわけではない…と思いたい。2021/07/25
海戸 波斗
3
歌詞の解釈って…歌詞に宿る日本人の心…是非とも、80年代歌謡曲に挑戦してほしいわ。タッチの星屑ロンリネスとかいいでしょ~光ゲンジのしゃかりきコロンブスとかどうなるんだろ~キャッツアイとか楽しみだわ。高橋先生期待してます。2018/04/24