フットボールの犬―欧羅巴1999‐2009

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フットボールの犬―欧羅巴1999‐2009

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784809408335
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

内容説明

「辺境地、ほっつき歩いて早10年」マイナー好きにもほどがある。『犬』=徹壱のヨーロッパでの“ディケイド”ここに結実。

目次

死者を巡る物語―スコットランド
エメラルドの島にて―アイルランド
黒いポーランド人―ポーランド
大空位時代―ユーゴスラヴィア
ペルソナリタ―イタリア
美しき未来へ―オランダ
羊の島に生まれて―フェロー諸島
バルティックカップ―エストニア
テロとの共存―トルコ
少年アンドリーの原風景―ウクライナ
天国と地獄の間に―スイス/トルコ
今は亡き祖国の記憶―旧DDR
ナントからニュルンベルクへ―クロアチア
沈黙の掟―シチリア
島嶼化の風景―マルタ
変わるものと変わらぬもの―ロシア

著者等紹介

宇都宮徹壱[ウツノミヤテツイチ]
1966年3月1日福岡県生まれ。幼少から東京に暮らす。92年、東京藝術大学大学院美術研究科修了。その後、映像制作会社に勤務。94年から「ダイヤモンドサッカー」(テレビ東京)、「BSワールドサッカー」(NHK)などの番組制作を担当。97年、「写真家宣言」を敢行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tsubomi

9
2017.06.15-07.31:西欧、東欧、地中海、ロシアなど、その国の首都から地方の小さな町まで、気持ちの赴くままにフットボールを巡る旅。かつての代表監督や選手にインタビューすることもあれば、球場近くでスポーツ用品店やバーなどを営む市民や球場に足を運んだサポーターにインタビューすることもあり、フットボールに関わる多彩な人間の多様な生き方・価値観を紹介しているのが興味深い内容。特にフェロー諸島やマルタなど小さい島でのフットボール・ライフが牧歌的でもあり、原点回帰のようでもあり、とても印象的でした。2017/07/31

シャル

5
旅人ともいえる著者のヨーロッパ各地を回ったサッカー紀行文。『股旅フットボール』が日本の地域リーグを掘り下げ、日本を知る旅だったのに対し、今回の遠き国々のフットボールの旅は、同時に異文化に触れる旅であるようにも感じられる。そしてそれは逆に、最後の変わりゆくロシアの項を読んだあとでこそ考えさせられることでもある。時に感傷的すぎるきらいはあるが、表舞台ではない世界のサッカーを切り取り、知る上では、その感情もまた、現場の雰囲気を伝えてくれる助けとなる。サッカーを通じて、世界の片隅の風景を感じられる一冊。2009/11/20

yyrn

3
世界各地をめぐりながら地元のサッカークラブチームを応援するサポーターの人々を紹介してくれる本。ビッククラブあり、弱小クラブあり。でもみんな、おらがチームを愛している!2013/10/02

yura2

3
メジャーどころばかりがフットボールではない!フットボールへの関わり方、愛し方はそれこそ千差万別、こんなフットボールがあってもいいじゃないか、という姿勢に非常に好感がもてる。個人的には02-03のアヤックスとアムステルダムの写真にやられたが、美しい写真の数々と個性あふれる文章は読んでいておもわず笑みがこぼれてしまうものばかり。フットボール感を広げたい人にはもってこいじゃないかな。2010/04/07

HOSONO_Junya

3
他の職業人なら取材対象としないような地域・人々・試合・事柄を、著者が好奇心と感慨とリスペクトとをもって取材し続けた10年をまとめた一冊。著名な選手やOBの名前も出てくるが、この本の主役はフットボールを生活の一部とする名も知れぬ普通の人々と、そこで行われているフットボールそのもの。きらびやかな代表好きよりJリーグ好きのほうが楽しく読めるかな?2010/02/28

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