廃競馬場巡礼

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784809405174
  • NDC分類 788.5
  • Cコード C0076

内容説明

「早いところ調べておかないとマズイんじゃないか。直感的にそう思った。今のうちに語り継ぐことが必要なのではと思ったのだ」かつて150以上あった昭和の競馬場が蘇る。

目次

中津競馬場―今は大草原の競馬場
イラスト&コラム 競馬場に昔はあって今はないもの―その1・バリアゲート
仙台競馬場―時代と政治に敗れた優良競馬場
石巻競馬場―市街地から遠い、波打ち際の競馬場
春木競馬場―住民パワーに葬り去られた競馬場
イラスト&コラム 競馬場に昔はあって今はないもの―その2・繋賀速歩
下関競馬場―ギャンブル激戦地帯に散った執念の競馬場
都城競馬場―今日の競馬関係者を育てた九州の馬産地競馬
鹿屋競馬場―市民に愛された軍都の競馬場
鹿児島競馬場―ひっそりと消えた、歴史書に残らない競馬場〔ほか〕

著者等紹介

浅野靖典[アサノヤスノリ]
昭和44年生まれ。某ゲーム会社在籍中に『中央競馬中継』(グリーンチャンネル)キャスターとして競馬界に参入。その後も競馬関係の各種イベントへの出演や、競走馬セリ市の進行役(現在は八戸市場、九州トレーニングセール、JRAブリーズアップセールを担当)、『優駿』(JRA)、『POGの達人』(光文社)、『週刊プレイボーイ』(集英社)などに記事を寄稿している。また、某大学経済学部学生(通信教育)でもある。日本の競馬場は平成15年12月にすべて踏破。平成16年5月には九州新幹線・鹿児島中央駅にてJR線全線完乗も達成。引退した競走馬を教育やリハビリなどに提供するためのNPO法人「す馬いる」(群馬県伊勢崎市)の役員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瑪瑙(サードニックス)

30
全国にこんなにも競馬場があったなんて知りませんでした。馬は軍にとって昔は重要な存在だったから、当初は軍のための馬造りの為だったのですね。その後は戦後の復興資金集めで各地で競馬が行われた。地方では農耕馬が走っていたなんてどこか長閑です。そんな日本馬の中にサラブレッドが混じって走るものだからレースにならないようなレースもあったようです。そんな競馬場も復興が進んでくると教育上良くないからと反対運動が起きたり、赤字に転落したりで廃止されていったのですね。馬や騎手や競馬関係者は大変だったことでしょう。2023/12/22

ナツ

3
読み応えあってよかった。 今はなき競馬場のことはもちろん、当時の競馬事情や出来事、レースの種類や競馬場周りの環境など色々な情報が満載で短い章立てながらも情報量に満足。 貴重な写真も掲載2025/02/19

中山バスター

2
「早いところ調べておかないとマズイんじゃないか。直感的にそう思った。今のうちに語り継ぐことが必要なのではと思ったのだ。」帯に書かれている浅野さんのこの言葉に集約されている。競馬ワンダラーを書籍にした、そんな内容です。写真が白黒というのはもったいないな。そして、この本を通じて宮崎競馬場の跡地が現在も形が残っているという事実を知り、この地を訪れたいと切に思いました。2016/10/15

ふる

2
自分が競馬をすきになったのが、最近なので昔の競馬を知れてよかった。もっと昔から競馬を見ていればと思う。ただ、もう少し当時の写真等が欲しかった。2012/05/29

kliq

1
廃墟マニアにも

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/91594
  • ご注意事項

最近チェックした商品