内容説明
急激な高度経済成長や都市化拡大の果てに、昭和の住宅事情はどう変貌していったのか?故郷や〈家〉喪失から近代日本の〈住宅〉概念を考察し、人のぬくもりや街の匂いがまだ感じられていた70年代の〈東京〉を読む。〈都市〉に呼び集められ、解体されていった戦後日本の家族体験をあらわにした、米沢慧の第一論集。
目次
都市の入口と出口
〈宅地〉表現の現在的位相
都市・土地・家
〈住居〉概念の水準と位相
「安楽で自由」の形態とは何か
日常の中の非日常
〈東京〉を読む
近代住宅史序説―出郷の論理・望郷の論理
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- 和書
- 三国志 〈第3巻〉