内容説明
現行の「刑事施設及び被収容者の処遇に関する規則」(平成19年法務省令第35号による全面改正)の内容を分かりやすく解説。また、旧法(監獄法)下、多くの裁判例等で指摘されていた被収容者処遇の基本的な法律問題を詳細に分析して明らかにし、それらの問題点について、新法(刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律)がどのように対処しているかを解説する。
目次
第1編 行刑法を理解するための一般理論(行刑及び行刑法規の意義;「法律による行政」の原理;権力的行政作用;憲法と行刑法令の関係;法規命令と行政規則;行政庁、補助機関、諮問機関及び執行機関;行政処分と事実行為;裁量処分;行政上の即時強制;行政罰と懲戒罰;委任と代理;専決と代決;国際人権条約及び国連準則と行刑法令)
第2編 行刑法各論(行刑の目的;被収容者処遇法における基本的な考え方;被収容者の権利保障と権利制限;被収容者の権利自由に関する具体的な問題;被収容者の権利救済;受刑者の処遇;未決拘禁者の処遇;死刑確定者の処遇;刑務官の職務執行;刑事施設視察委員会)
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- 和書
- はじめてのえころじい