内容説明
社会情勢の刑事法理論への影響を明瞭に解説。擬律判断に必要な刑法・刑事訴訟法理論のポイントを解説。判例の動向、エッセンスをコンパクトに解説。前田教授の刑事法理論のエッセンスをわずか120頁で俯瞰できる一冊!
目次
1 社会が刑事法理論を動かす(治安の良さ―日本の誇るべきもの;刑事法理論の変化)
2 刑事訴訟システムと刑事訴訟の考え方(刑事司法の現状;刑事訴訟の考え方の基礎;捜査の適法性の限界;逮捕・勾留と捜索・差押え;公判廷での審理;証拠法)
3 日本の罪と罰の考え方(犯罪とは何か;刑罰の考え方)
4 刑法理論の骨格(構成要件;故意と錯誤;正当化事由・責任阻却事由;共犯論)
5 現代社会の刑法的課題
著者等紹介
前田雅英[マエダマサヒデ]
1949年東京都に生まれる。1972年東京大学法学部卒業。1975年東京都立大学法学部助教授。2003年東京都立大学法学部長。現在、首都大学東京法科大学院教授。内閣情報セキュリティ政策会議、中教審、中医協等の委員のほか、警察庁政策評価委員、警察庁総合セキュリティ対策会議委員長、警察育英会理事、警察大学校学友会理事、警察政策学会会長等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。