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出版社内容情報
アルコール依存の治療のために絵筆をとり、波乱の多い人生を送りながら、パリ・モンマルトルの街を描き続けたユトリロ。ノスタルジックな都市の景色は今も人を惹き付けてやまない。家族や友人、心の拠り所であった宗教観などをとらえながら、その魅力の所以に迫る。
【目次】
目次
第1章 1883‐1909 0‐26歳「モーリス・ユトリロ」の誕生(「モーリス・ヴァラドン」から「モーリス・ユトリロ」へ;「画家」ユトリロの誕生;「モンマニーの時代」 ほか)
第2章 1910‐1919 27‐36歳「白の時代」―描き、飲む(画商と契約、美術界へ;「白の時代」の確立;ブルターニュ、コルシカへの旅 ほか)
第3章 1920‐1929 37‐46歳「色彩の時代」―記憶の風景(サン=ベルナール―囚われの日々;確固たる地位へ ほか)
第4章 1930‐1955 47‐71歳 結婚、母の死、そして晩年(ユトリロの結婚;シュザンヌ・ヴァラドンの死;晩年の制作 ほか)
著者等紹介
小林晶子[コバヤシショウコ]
1967年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業、成城大学大学院文学研究科博士前期課程(美学・美術史専攻)修了。1997年より現・SOMPO美術館学芸員、現在、上席学芸員。専門はフランス近代美術史。「ゴッホと花」展(2003年)、「カリエール」展(2016年)、「おいしいボタニカル・アート」展(2022年)、「ゴッホと静物画」展(2023年)等を担当
岡坂桜子[オカサカサクラコ]
1986年、千葉県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程および博士後期課程修了。パリ・ナンテール大学美術史学科Master2課程修了。博士(美術)。2019年よりSOMPO美術館学芸員。専門は印象派絵画および近代タピスリーを中心とするフランス近代美術。「シダネルとマルタン」展(2022年)、「ブルターニュの光と風」展(2023年)、「カナレットとヴェネツィアの輝き」展(2024年)等を担当
桑名真吾[クワナシンゴ]
1988年、福島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了、および博士後期課程満期退学。パリ第一大学大学院美術史・考古学研究科Master 2課程修了。神奈川県立近代美術館ほか勤務を経て、2023年よりSOMPO美術館学芸員。専門はドキュメンタリー写真史。「モーリス・ユトリロ展」(2025年)等を担当。明治学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。