アート・ビギナーズ・コレクション
もっと知りたいユトリロ―生涯と作品

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  • サイズ B5判/ページ数 80p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784808713317
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0071

出版社内容情報

アルコール依存の治療のために絵筆をとり、波乱の多い人生を送りながら、パリ・モンマルトルの街を描き続けたユトリロ。ノスタルジックな都市の景色は今も人を惹き付けてやまない。家族や友人、心の拠り所であった宗教観などをとらえながら、その魅力の所以に迫る。


【目次】

目次

第1章 1883‐1909 0‐26歳「モーリス・ユトリロ」の誕生(「モーリス・ヴァラドン」から「モーリス・ユトリロ」へ;「画家」ユトリロの誕生;「モンマニーの時代」 ほか)
第2章 1910‐1919 27‐36歳「白の時代」―描き、飲む(画商と契約、美術界へ;「白の時代」の確立;ブルターニュ、コルシカへの旅 ほか)
第3章 1920‐1929 37‐46歳「色彩の時代」―記憶の風景(サン=ベルナール―囚われの日々;確固たる地位へ ほか)
第4章 1930‐1955 47‐71歳 結婚、母の死、そして晩年(ユトリロの結婚;シュザンヌ・ヴァラドンの死;晩年の制作 ほか)

著者等紹介

小林晶子[コバヤシショウコ]
1967年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業、成城大学大学院文学研究科博士前期課程(美学・美術史専攻)修了。1997年より現・SOMPO美術館学芸員、現在、上席学芸員。専門はフランス近代美術史。「ゴッホと花」展(2003年)、「カリエール」展(2016年)、「おいしいボタニカル・アート」展(2022年)、「ゴッホと静物画」展(2023年)等を担当

岡坂桜子[オカサカサクラコ]
1986年、千葉県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程および博士後期課程修了。パリ・ナンテール大学美術史学科Master2課程修了。博士(美術)。2019年よりSOMPO美術館学芸員。専門は印象派絵画および近代タピスリーを中心とするフランス近代美術。「シダネルとマルタン」展(2022年)、「ブルターニュの光と風」展(2023年)、「カナレットとヴェネツィアの輝き」展(2024年)等を担当

桑名真吾[クワナシンゴ]
1988年、福島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了、および博士後期課程満期退学。パリ第一大学大学院美術史・考古学研究科Master 2課程修了。神奈川県立近代美術館ほか勤務を経て、2023年よりSOMPO美術館学芸員。専門はドキュメンタリー写真史。「モーリス・ユトリロ展」(2025年)等を担当。明治学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

44
エコール・ド・パリの画家の1人、「白の時代」ユトリロの絵と波乱万丈の人生(いや、本当に波乱万丈過ぎる・・・)。白と色彩、絵の変わりようを見れる本。・・・個人的には第2章の「白の時代」関連の昔の風景画の方が好みかな。2025/10/23

itsumiKshi

4
ユトリロの絵を見るというよりかはユトリロの簡単な解説を読む感覚。こんな人生でも母を愛し、自殺も殺人もせず、ひたすら自傷的にアルコールで心の傷を癒していたのなら、この画家はあまりに繊細で優しい心の持ち主だったのだろう。2025/12/07

菊地

4
SOMPO美術館のユトリロ展合わせで出ただろうユトリロ本。 宗教や思想的なものをあまり感じない風景画がメインなので良くも悪くも観易いし、柔らかな色使いはインテリア絵画としても相性は良さそう。 正直これまでコンセプト展などで作品自体は観たことはあるものの画家個人のことはほぼ知らなかったんだけど、思ったよりも濃いパーソナリティで(こういう言い方もアレだけど)人間ドラマとしての面白さはありました。 ある種「破綻」した人間の方が、「アーティスト」的な面白さがあることは否定できないですね…… 2025/10/25

Abercrombie

3
名前ぐらいしか知らなかった、ユトリロの生涯と代表的作品がわかったような気になる本。活字は結構細かい。2025/12/10

ブネ

1
【MEMO】 アルコール依存の治療のために絵筆をとり、波乱の多い人生を送りながら、パリ・モンマルトルの街を描き続けたユトリロ。ノスタルジックな都市の景色は今も人を惹き付けてやまない。家族や友人、心の拠り所であった宗教観などをとらえながら、その魅力の所以に迫る2025/10/29

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