出版社内容情報
日本近代文学の巨匠・漱石は、東洋美術の素養と西洋美術への旺盛な関心をもち、自らも作画に励んだ。漱石が愛した美術、苦手な美術、同時代に目にした作品の数々をカラーで掲載し、漱石の脳内の豊かな美術世界の扉を開く。
【目次】
目次
第一部(誕生・青年時代・教師生活 1867~1899;留学時代 1900~1902;帰国、再び教師、作家デビュー 1903~1907;作家時代前期 1905~1910;修善寺の大患後~晩年 1910~1916;漱石の脳内美術館 作家リスト)
第二部(「吾輩は猫である」;「倫敦塔」;「薤露行」;「坊っちゃん」;「草枕」 ほか)
著者等紹介
古田亮[フルタリョウ]
1964年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科日本東洋美術史専攻博士後期課程中退。1993年より東京国立博物館に勤務。東京国立近代美術館主任研究官を経て、東京藝術大学大学美術館教授
出口智之[デグチトモユキ]
1981年愛知県生まれ。2008年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。2010年より東海大学文学部に勤務。2018年より東京大学大学院総合文化研究科准教授。明治文学と美術のクロスジャンル研究を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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