出版社内容情報
ハンディサイズの「古代文明」図鑑。
小さくてもボリュームは博物館サイズ!
内容説明
ナイル川流域を中心に3000年以上にわたり繁栄をきめわ、ピラミッドをはじめとする巨大建造物や輝かしい文物で人々を魅了してやまない古代エジプト。高度に発達した文明の全容を、歴代ファラオの業績や王墓と財宝、信仰、庶民の暮らしといった視点から整理し、多彩な図版とともに解き明かす。
目次
ナイル川
古代エジプトの歴史
文字
戦争
古代エジプトの人々
墓と記念建造物
信仰
日々の暮らし
著者等紹介
和田浩一郎[ワダコウイチロウ]
1968年、青森県生まれ。英国・スウォンジー大学古典古代史学部大学院修士課程、國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。博士(歴史学)。國學院大學非常勤講師。早稲田大学エジプト学研究所招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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K’s本棚
感想・レビュー
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みや
29
古代エジプトを様々な視点から多彩な図版で解き明かすハンディサイズの図鑑。 小さいながらも情報量はそこそこあり、網羅している範囲は広く、カラー写真は豊富で、満足度は非常に高い。ファラオ、建造物、墓、神々、ゲーム、楽器など、多岐にわたるジャンルをバランス良く楽しめた。大きさが分かるように小さく縮尺図があったり、気配りも細かい。狭い1ページに上手い具合に纏められていて、編集さんはきっと収納上手だと思う。戦いで手柄をたてた兵士には「敵を刺した」という意味で蠅をかたどった勲章が贈られたらしい。私は絶対いらない。2018/03/26
サラダボウル
14
てのひらサイズの博物館!写真満載で楽しい、楽しい!!色鮮やかで、華やかな文化。巨大な建造物。ナイル河の恵みを受けた近代的ともいえる文明(貨幣はない)。ファラオを頂点として、人々が生活を楽しむ様子が伺える。戦争もあるが、太陽、動物を含め多くの神々がいる。ツタンカーメンの玉座は、まさしく王であり神の玉座。2022/01/08
チサエ
13
古代エジプト展に行った際に買った本。タイトル通り博物館のような内容で、さまざまな神さまやピラミッドの有名どころから生活の細々したことなど、オールカラーで紹介されている。知らなかったことも結構あったので読めて良かった。古代エジプト好きさん、これオススメです。2021/03/01
ネコタ
12
Pocket Eyewitness Ancient Egyptの翻訳本。てのひら博物館というシリーズ名どおり、「古代エジプトの人々」「墓と記念建造物」「信仰」「日々の暮らし」というカテゴリーに分け、博物館のように遺物を紹介している。思ったよりも細かいところまで紹介してくれていてますます古代エジプトに興味がわく。ラメセス2世のミイラが空輸されるときにはパスポートが発行されて職業欄に「王(故人)」と記入されたらしいよー。2017/02/22
有理数
9
サイズも小さめの「てのひら博物館」シリーズの一冊で、古代エジプトを取り上げた一冊。小さめの本だが、写真の量は豊富でテキストも読みやすく、かなり満足度が高い。ピラミッドだけでなく、黄金マスクなどの財宝、ロゼッタストーンといった発掘品。また、ファラオたちをしっかり紹介。他にも、エジプトの当時の文化(音楽、食生活)など、全てにおいて写真を中心に説明していて、とてもよかった。「えっ、こんなのも発掘されてるんだ!」というような、あまり有名でないものも掲載されており、発見にも満ちた一冊。2022/04/16