北斎クローズアップ〈１〉伝説と古典を描く

永田 生慈【監修・著】

東京美術（2014/12発売）

• サイズ A4判／ページ数 111p／高さ 30cm
• 商品コード 9784808710019
• NDC分類 721.8
• Cコード C0071

出版社内容情報

本シリーズは、葛飾北斎のたぐいまれな観察力や、テーマを選ぶ独自の着眼点、演出の巧みさ、それらを表現し得る高度な技術に特に注目し、全４冊にわたってひもといてゆく大型画集です。
名品集としてだけでなく、クローズアップを多用することで、従来のファンにもさらなる北斎の魅力を発見していただくよう構成しています。
□さらに、これまであまり紹介されることのなかった貴重な作品を収載した「特別付録ページ」を各巻に設け、伝記や年表なども交えて、北斎をより多角的に知ることができます。
第１巻は、故事古典を知り尽くした北斎の想像力が生みだす迫力満点の世界を紹介します。

［カラー図版］
信仰と伝説
故事・物語

［特別付録］
読本挿絵の世界

［特別付録解説］
北斎の読本挿絵と掲載作品の書誌

［総論］
北斎の閲歴と芸術〈壱〉

作品リスト

内容説明

本書は、葛飾北斎のたぐいまれな観察力や、テーマを選ぶ独自の着眼点、演出の巧みさ、それらを表現し得る高度な技術に特に注目し、全四冊にわたってひもといてゆく大型画集です。名品集としてだけでなく、クローズアップを多用することで、従来のファンにもさらなる北斎の魅力を発見していただくよう構成しています。さらに、これまであまり紹介されることのなかった貴重な作品を収載した「特別付録ページ」を各巻に設け、伝記や年表なども交えて、北斎をより多角的に知ることができます。第１巻は、故事古典を知り尽くした北斎の想像力が生み出す迫力満点の世界を紹介します。

目次

カラー図版（信仰と伝説；故事・物語）
特別付録　読本挿絵の世界
特別付録解説　北斎の読本挿絵と掲載作品の書誌
総論　北斎の閲歴と芸術（壱）
作品リスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[すみの]

北斎は、著者によると灰汁が強く情緒的でない、江戸らしさがない浮世絵絵師。しかしそう言われながらも、次々と美人画、名所絵、市井風景を独自の画風で発表。そして読本挿絵、風景版画へその才能は向いていく。タイトル「伝説・古典を描く」北斎作品集。恥ずかしながら「冨嶽三十六景」のイメージしかなかったが、「信仰と伝説」「故事・物語」を描いた作品は力強いし、ユーモアも感じられる。

2015/02/08

[kitarou]

葛飾北斎の魅力を４巻に亘って紹介する第1巻、伝説と古典にテーマを絞って作品を選んでいる。タイトルにもある通り、特徴は迫力あるクローズアップです。全図と拡大図の比較がとても興味深く、美術印刷として定評のある東京美術の発行で安心してみることができます。

2015/01/12

[kiro]

迫力と躍動感が凄い。鍾馗図かっこいい。

2024/04/05