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田渕俊夫 京都を描く―感動を表現する日本画の技法

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784808708450
  • NDC分類 724.1
  • Cコード C0071

内容説明

四季のある日本に暮らす私たちは、春夏秋冬の移ろいの中で、さまざまな景色を目にしています。本書は日本画家・田渕俊夫が、古都、京都に見たその艶やかな光景を、日本画の技法を駆使して仕上げた作品と、作品が出来上がるまでのプロセスを制作ドキュメントとして収載しています。また田渕俊夫自身の言葉で「京都の四季」に対する想いを綴った文章も同時に収められています。

目次

京洛心象 白暮 一月銀閣
京洛心象 淡雪 二月八坂
京洛心象 浅春 三月伏見
京洛心象 爛漫 四月円山公園
京洛心象 青葉 五月高山寺
京洛心象 緑煙 六月大沢池
京洛心象 瀬音 七月貴船
京洛心象 煌煌 八月大文字
京洛心象 秋韻 九月神護寺
京洛心象 雲湧 十月高雄
京洛心象 深秋 十一月紅葉
京洛心象 冬詩 十二月清水寺

著者等紹介

田渕俊夫[タブチトシオ]
1941年8月15日、東京市(現在の東京都)江戸川区に生まれる。1961年、東京藝術大学美術学部日本画科に入学する。1965年、東京藝術大学美術学部日本画科を卒業。同大学院に進級する。1967年、東京藝術大学大学院日本画専攻修了。「第22回日本美術院春季展」(以下春の院展とする)に出品した“陽”が初入選(以後毎年出品)。1970年、日本美術院院友となる。平山郁夫に師事する。愛知県立芸術大学美術学部(絵画専攻日本画)助手となる。1982年、「第67回院展」に“流転”を出品、日本美術院賞(大観賞)を受賞する。日本美術院特待に推挙される。1995年、東京藝術大学教授となる。1996年、日本美術院評議員となる。2005年、東京藝術大学理事・副学長に就任。2006年、日本美術院理事に就任。現在、日本美術院同人・理事、東京藝術大学理事・副学長。この間、数々の受賞歴あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かっぱ

20
【図書館本】智積院の襖絵に惹かれて、この画家さんの作品をみたくて。画集かと思ったら、メインは日本画の描き方(制作のプロセス)でした。ただ、ここで紹介されている京都を描いた12作品は、どれも、一目見て「京都」とわかるようなものばかり。技法についてもおもしろく読みました。プラチナ箔なんていうものを使ったりするんですね。人工ではない天然の絵具だけを使うことが、世界でもまれな日本画の伝統を支えているのだと知りました。2014/05/24

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