内容説明
SLが青春だった!写真で伝える終焉のドキュメント。最終列車を追った13日間、1975年12月13日~25日。
目次
12月13日 遙かなる煙を求めて
12月14日 万感のさようならSL旅客列車
12月15日 夕張に集う郷愁
12月16日 室蘭本線にSLラッセル車走る
12月17日 夕張線にもSLラッセル車
12月18日 冬の川端駅有情
12月19日 紅葉山異彩と夜汽車
12月20日 凍てつく鉄路
12月21日 あと3日で煙が消える
12月22日 久しぶりの大雪に
12月23日 あと1日を惜しむ
12月24日 さらばSL最終列車
12月25日 一夜明けの追分機関区
撮影日記・1975年12月12日~25日
撮影旅行の小遣い帳
動態保存の蒸気機関車
著者等紹介
堀内洋助[ホリウチヨウスケ]
1954年愛媛県松山市生まれ。写真家。68年、初めて蒸気機関車を撮る。中央大学鉄道研究会では、日本各地の鉄道を撮り歩いた。82年、中日新聞社(東京新聞)に入社。写真部記者として事件・事故やスポーツ、自然、人物などニュース現場を取材。写真企画「渡良瀬有情」と「富士異彩」取材班で新聞協会賞を受賞。19年12月に退職。農業に従事しながら、四国の絶景と鉄道、野鳥、自然などを撮影する。日本写真協会会員。白門鉄道会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えすてい
8
著者は元中日新聞記者、従って予てより版元としても中日新聞が頻繁に紙面で広告を出しまくりPRしていた。1975年12月14日の国鉄最後のSL旅客列車と12月24日の国鉄最後の貨物列車を追いかけて撮影しまくった記録。雪の中でC57・D51・9600が北海道で最後の活躍、鉄道の一つの時代の終わりの象徴でり、ルポルタージュでもある。営業運転を終えてナンバープレートを外された写真もある。翌年の追分駅入換まで使われた9600は追いかけてはいないが、最後まで活躍したSLが引退後機関庫火災で消失したことには触れている。2024/04/12