出版社内容情報
頸城鉄道は新潟県にあった小さな軽便鉄道。小さな軽便鉄道だが、冬には唯一の命綱になったりする。その格闘劇を含めた貴重な記録。梅村正明さんは、その頸城鉄道に通い詰めた斯界では有名な人物。人柄そのままの温かみのある写真は鉄道好きの間でも評判が高い。列車の走っているいわゆる「鉄道写真」だけでなく、その周辺、人物、駅などにも目を注ぎ、フィルムにしっかりと記録している。すでに廃止されてから50年が経過する頸城鉄道だが、地元に保存会モつくられ活発な活動を行なっている。それほど印象深い鉄道。その冬の姿を追いかけ全貌を梅村写真で再現する。きっと懐かしさが心にしみる筈だ。
目次
1967年1月7日 「初めての冬の訪問」―頸城は雪国の軽便だった
1967年1月8日 「次の日も雪との闘い」―機関車すべて動員、雪との攻防
1967年1月9日 「三日目も雪が降る」―冬の軽便は地元の頼れる足
1967年2月13‐14日 「猛吹雪にも遭遇」―図らずも冬の脅威を知らされる
1967年2月25‐26日 「雪晴れの頸城鉄道」―いつもと変らぬ姿に感動する
1969年2月某日 「最後の頸城訪問」―線路短縮後、名残りの雪の情景
著者等紹介
いのうえ・こーいち[イノウエコーイチ]
岡山県生まれ、東京育ち。幼少の頃よりのりものに大きな興味を持ち、鉄道は趣味として楽しみつつ、クルマ雑誌、書籍の制作を中心に執筆活動、撮影活動をつづける。季刊「自動車趣味人」主宰。株)いのうえ事務所、日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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