出版社内容情報
今明かされる、寂聴さん最期の日々――。
2021年11月に99歳で逝去した作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん。その秘書を11年務めた瀬尾まなほさんが、愉快で刺激的で、時に切ない寂聴さんとの日々をつづった書き下ろしエッセイ。
執筆途中で寂聴さんが急逝し、寂聴さんを看取った瞬間とその時の思いも、詳細に書き記した。2人の日常が目に浮かぶ、写真や自筆のイラストもオールカラーで掲載。
美術家・横尾忠則さんも寄稿!
「本書に『ホンマか?』と思う話があっても、まなほさんが書く以上、ウソのような話でも全部ホンマだから、そう思って読んでみて下さい。」
『 先生の娘さん、お孫さんも間に合い、スタッフみんなも病室に集まった。みんなが代わるがわる声をかけていた。あんなに頑なに目を開けてくれなかったのに、その間は3度も、先生は私たちの声に応えてくれるかのように目を開けてくれた。
2021年11月9日午前6時3分。99年間の長い生涯の幕を、先生は閉じた。』 (本文より)
内容説明
今明かされる―寂聴さん最期の日々。作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんの一番身近にいた秘書がつづる面白おかしく、時に切ない寂聴さんとの日常。横尾忠則さんも寄稿。
目次
コロナ禍の寂庵の静けさ
まさかのコロナ感染と先生の老人ホーム入所
あっという間の11年
「おばさん怖い!」も今は昔
トホホだけど面白かった「白寿」の日常
先生の健康と「忘れる力」
「イイ男」好きだった先生
「美味お宝倉庫?」の寂庵と先生の食欲
先生の「最後の恋人」
続・先生の「最後の恋人」
「無常」の教えを胸に
先生の最期
お別れの日
先生へ
あとがき 瀬戸内さんを生きながらえさせたまなほさん
著者等紹介
瀬尾まなほ[セオマナホ]
瀬戸内寂聴秘書。1988年2月22日兵庫県神戸市生まれ。京都外国語大学英米語学科卒業と同時に寂庵に就職。3年目の2013年3月、長年勤めていたスタッフ4名が退職(寂庵春の革命)し、66歳年の離れた瀬戸内寂聴の秘書として奮闘の日々が始まる。困難を抱えた若い女性や少女たちを支援する「若草プロジェクト」理事も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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