出版社内容情報
北アルプスの名峰・燕岳はオブジェの山。風化した花崗岩塔が山頂にそそり立ち、見る者に壮大な自然の神秘を語りかける。燕岳は標高2,763m、南西に槍・穂高岳、北に立山、剱岳、後立山、遠くはるかに浅間山、八ヶ岳、富士山を望む。南に大天井岳、常念岳が間近に迫る。北アルプスの真っ只中にあり、まさしく360度の展望台である。
夏、冬を通じて比較的登りやすく、人気の山だが、大川氏のレンズは早朝の闇から浮かび上がる白雪の槍ヶ岳、茜色となって沈んでゆく裏銀座の山々など、見落としてしまいそうな自然のドラマを見事に捉える。
著者等紹介
大川淳[オオカワジュン]
1942年青森市に生まれる。横河電機写真室を経てフリーの写真家に。1985年「アサヒカメラ」8月号「嶺の賦」掲載。2005年写真集「燕岳静謐」(東京新聞出版局)刊行
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