内容説明
女性下着のトップメーカー、ワコールの会長であるとともに京都商工会議所会頭として、中央財界にも新風を吹き込んできた著者の波瀾万丈の回顧録。
目次
21世紀へ向かって
賢母・良妻
生い立ち
軍隊時代
創業
世界を目指す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うちこ
7
格別に色気があっておもしろい、ワコール創始者の自伝。恋バナの折り込みかたが絶妙です。そして壮絶な戦争体験が語られます。 そこから「日本の女性の美しさ・大和撫子の価値を再建したい!」という流れで下着の事業に結びついていくきっかけも興味深く、戦後の女性があからさまにアメリカ軍人に媚びてふしだらになっていった様子への絶望が男性の視点で語られています。 そりゃそうだ。それまでは文通しただけでふしだらとされる価値観の中にいて、戦争に負けたらこれだもんね。でもそこでいじけたり幻滅するのではないところがかっこいい!!!2022/05/19
どんぐり
3
ワコール創業者の故・塚本幸一氏の創業奮戦記。口述筆記によるものだろう。成功した人は、すべて肯定感で彩られていて、自慢話のような印象が拭えない1冊。むしろ語られていないことのほうに興味があるのだが、新聞社御用達のサクセスストーリー風の記事にアレンジされてしまっている。ワコールの社歴を知るには、良いかもしれないが。2012/04/30
どんぐり
0
ワコール創業者の故・塚本幸一氏の創業奮戦記。口述筆記によるものだろう。成功した人は、すべて肯定感で彩られていて、自慢話のような印象が拭えない1冊。むしろ語られていないことのほうに興味があるのだが、新聞社御用達のサクセスストーリー風の記事にアレンジされてしまっている。ワコールの社歴を知るには、良いかもしれないが。 2012/04/30




