出版社内容情報
南アフリカにおけるアパルトヘイト政策は終わり、白人支配も遂に終結した――はずであるが、南アの社会構造が急変したわけではなく、白人社会が消滅したのではない。デクラーク白人政権からマンデラ「民族和解」政権への移行の過程を現地で綿密に取材し、レポートする。
内容説明
いかにしてマンデラは南ア「初の黒人大統領」となり、なぜデクラークは「最後の白人大統領」の道を選択したのか。アパルトヘイト撤廃で何が変わり何が変わらなかったのか。全人種選挙への過程を克明に追う中で、現在なお南アフリカが抱える難問と展望を明らかにする。
目次
第1章 アパルトヘイト末期
第2章 白人の生き残り策
第3章 運命の巡りあい
第4章 交渉による革命
第5章 全人種選挙
第6章 選挙後の変化
第7章 デクラークはどこへ