目次
1 俺は第二の三島由紀夫になる
2 幸せすぎた家庭
3 強くなればいい
4 合気道・サギ師・女たち
5 ロック・新聞配達・ギャンブラー
6 右翼、国のために闘えるのだ
7 孤独な前科者
8 ホストでヒモでまた右翼
9 脱原発人へ
著者等紹介
山口祐二郎[ヤマグチユウジロウ]
昭和60年8月27日群馬県生まれ。元歌舞伎町ホスト、元民族派右翼団体統一戦線義勇軍幹部。防衛省火炎瓶短刀襲撃事件や、東電会長宅、首相官邸に対し脱原発断食断水ハンストなどを決行。現在は、右翼や左翼の垣根を越えた集団、我道会を立ち上げ会長を務める。思想運動、著述業、イベント登壇など幅広い活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hiratax
1
波瀾万丈の自伝が記された刺激的な本である。いじめを受け、克服のために合気道を習うも、酒と女に溺れて怠惰な生活を送る、一念発起しミュージシャンを目指すも挫折、失意の中で、右翼活動へ出会い火炎瓶テロを実行するも、右翼をやめホストを経て、脱原発、反差別を唱える。その遍歴は女版雨宮処凛ではないかとも。ところどころ話を盛っているような印象も受けるが、ほぼ実話を元にしているのだろう。横浜の大学に入り、在りし日の黄金町と出会ってしまうさまなどリアル過ぎる。2013/11/07
美影ネコ(サブ)
0
「自分の考え方に自信があれば、どんな連中と立って分かり合える。しょせん善悪なんて人が決めるもの。人間なんて自分の思いにしか生きられない。」 山口さんのあとがきに書いてあった。彼はとてもいろんなものに出会い、彼なりの考え方をしっかりと貫いて生きている。これは彼視点で描かれたものであって必ず。絶対に反論するものが出てくると思う。良く言えば真っ直ぐな生き方。悪く言えば自分勝手である。けど私が最後まで読んで思った彼の印象は、不思議と人を惹きつけるタイプの人間だ。なんとなくそんな気がした。