出版社内容情報
探検家H・スタンリー『暗黒大陸にて』に描かれた19世紀末アフリカ分割競争の時代に、理想の自治領エクアトリア(現ウガンダ・スーダン南部)を夢見たエミン・パシャ。 そのエミンを殺したのは誰か。現代アフリカ中央部の地域紛争・内戦の源流をさぐる。
内容説明
探検家H・スタンリー『暗黒大陸にて』に描かれた19世紀末アフリカ分割競争の時代に、理想の自治領エクアトリア(現ウガンダ・スーダン南部)を夢見たエミン・パシャ。そのエミンを殺したのは誰か。現代アフリカ中央部の地域紛争・内戦の源流をさぐる。
目次
旅立ち
白ナイルの「夜明け」
ブニョロとブガンダ
新しい宗教の到来
二人の王との謁見
エクアトリア「王国」
マフディー勢力の南下
エミン「救助隊」
エクアトリアの崩壊
ブラ・マタリ
中間考察
イギリスとドイツの競争
ブガンダ動乱
祖国のために
ルガードの戦い
さまよえるユダヤ人
死への旅路
エミンを殺したのは誰か
その後と現在
著者等紹介
富田正史[トミタマサシ]
1939年三重県生まれ。1964年京都大学文学部卒業。2000年関西大学社会学部退職。専門はエスニシティ論(多文化主義、新人種主義など)、スーダンおよびウガンダの地域研究
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