内容説明
トンガへ向けニュージーランドを離れて4日目、12.65メートルのトリマランヨツト「ローズ・ノエル」は巨大な波浪に打ちれて転覆。スキッパーのジョン・グレニーと3人のクルーは半水没で逆さになった船室の中に閉じ込められてしまった。その後何が起こったか、この本はグレニーの語った漂流記である。
目次
第1章 嵐
第2章 事件、その日々
第3章 サバイバル
第4章 「ハイライト」
第5章 水
第6章 魚―大好きな料理
第7章 もし火さえ手に入れられることができれば
第8章 捜索そして救助
第9章 「ローズ・ノエル」
第10章 ヨットの中の四人の男
第11章 100日目
第12章 陸地
第13章 帰郷
第14章 審問
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryuji
6
★★★★☆ニュージーランドからトンガへ向かった4人乗りのヨットの遭難・漂流記。出発から僅か4日目にして嵐で転覆、その転覆したままの状態(床と天井が逆の状態のまま)で119日間に渡り漂流する。半水没状態でヨットの中に閉じ込められたようなもので約4ヶ月、よく生きて帰って来られたものだと思う。この手の本をたまに読みますが、大体出発前に何か不安を抱えたまま陸地を離れ結果遭難してしまったケースが多いような気がする(※ヨットマンであれば誰しもがそうなのかもしれないが)。それにしてもよく帰って来られたな、私は多分無理。2016/07/18
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