地図帳の深読み―100年の変遷

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地図帳の深読み―100年の変遷

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  • サイズ A5判/ページ数 177p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784807165872
  • NDC分類 290.38
  • Cコード C0025

内容説明

おもな掲載テーマ―飛行機が珍しかった時代、時代の変化に敏感な世界地図と国旗、日本産レアメタル、地図帳に残る地域の名産品。

目次

第1章 地図帳で往時の「世相」を追う
第2章 地図帳は黙して「時代」を語る
第3章 「境界」が語る版図の変遷
第4章 「地名」は時の流れとともに
第5章 時代とともに変わる注目すべき「地形」
第6章 地図帳に人々の息吹を吹き込んだ「産業」の資料

著者等紹介

今尾恵介[イマオケイスケ]
1959年横浜市出身。地図研究家。明治大学文学部ドイツ文学専攻中退。中学生の頃より帝国書院の地図帳を愛読。授業で国土地理院発行の地形図に出会い、地形図マニアになる。現在、(一財)日本地図センター客員研究員、(一財)地図情報センター評議員を務める。『地図マニア 空想の旅』集英社インターナショナル(第2回斎藤茂太賞受賞)、『今尾恵介責任編集 地図と鉄道』洋泉社(第43回交通図書賞受賞)、『日本200年地図』河出書房新社(監修・日本地図学会2019年学会賞受賞)など地図や地名、鉄道に関する著作が多数ある。2019年度には、日本地理学会賞(社会貢献部門)を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

116
帝国書院×今尾恵介氏による学校地図帳深読み第二弾。帝国書院が最初に地図帳を世に出してから101年。「昔の地図帳」と「最近の地図帳」を読み比べると、この1世紀の間に日本と世界が辿ってきた激動を感じずにはいられない。昭和9年(1934)発行の地図帳には当時、日本領となっていた台湾、南樺太、朝鮮の詳細な地図が載っており、「大日本帝国」の興隆とともに、彼の地の人々の、その後の厳しい運命を思わぬわけにはいかない。著者も「思えば日本という国は、ある時期にずいぶんと頻繁に戦争をしてきたものである」と嘆息している。2021/09/08

パトラッシュ

113
戦前の地図は歴史本に多少載っていたが、まとめてみると当時の政治や外交、世相などが今日以上に強く反映しているのがわかる。パナマ運河の詳細や軍管区・植民地図、朝鮮北部の産業地図に占領中の小笠原などがない地図などは社会が必要としたからこそ掲載されていたのだ。ほとんどなくなった産業記号や、政治情勢の変化で消滅した地名などは歴史の敗者が残した爪痕のようだ。戦前の日本の東西南北端や国内の二つの標準時を示す図は、大日本帝国の現状を国民に教える政策だった。地図帳が政治と深く結びつき、その意志に左右され続けた事情を教える。2021/10/02

KAZOO

103
前作は現在の地図帳から様々な地図の見方を教えてくれましたが、今回は出版社の協力のもと地図帳の100年の歴史を示してくれました。とくに軍事的な観点でのものが多く地図が非常に重要であったということがよくわかります。また産業などからの観点なども示されており参考になりました。2021/09/08

六点

35
本邦における「地図読みの大家」である、今尾恵介氏の学校地図帳エッセイ第2弾である。前著では現在の地図帳をが中心であったが、今回は、過去の地図帳を読み解いている。地図の読解もさることながら、驚かされるのは、引用される地図が極めて美麗であることである。しかも、編集から製版、印刷まで全て手作業である。まさに、職人技の結晶である。今尾氏もコラムや本文で何度もそれを称賛している。まさにあらゆる面で。激動の世紀であった20世紀を学校地図帳は、雄弁に物語っている。帝国書院の凄さを思い知るシリーズであった。2021/09/03

tomi

31
シリーズの第2弾は古い地図帳と読み比べる、歴史に重きを置いた内容。戦前の台湾や朝鮮、南樺太の詳細な地図に、戦後の沖縄、奄美、小笠原諸島がない日本地図。満州も載っている国旗入りの世界地図。南・西が台湾だった戦前日本の東西南北端。これは記憶にある、国境が途切れているアラビア半島… 戦後の結核死亡率や人口ピラミッドなどのなかなか衝撃的なグラフもあり、戦後間もない頃の主婦の一日の内訳の欄では、きちんと整頓された台所を推奨して「これで主婦も楽に仕事ができる」。ほんの百年間なのに激動の時代だったんだ、と改めて思う。2022/06/30

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