内容説明
身を忍び、心を忍び、識を忍ぶ。気合、骨法体術、剣、鎗、手裏剣、火術、遊芸、教門など、少なくとも“忍者八門”以上の修業熟達を求められた忍者たち。彼らは、逆境にもめげず苦しみの中から生きる工夫をしつづけた…。本書は、自らも、十五年の修行の末、戸隠流忍術第三十四代宗家を継承した初見良昭が、ひとりの忍者として、世俗的なイメージとは異なる“真の忍者”の世界を伝える、武道、および忍法の哲学書!
目次
第1章 忍者―武道と忍法の哲学を語る(武道の哲学・忍法の哲学;極意を見つけるコツ ほか)
第2章 忍者―武道と忍法の世界を語る(伝書は生きている;忍法から忍術へ ほか)
第3章 忍者―現代の生を語る(忍ばぬ者は生きるべからず;九字を使って頑張れ ほか)
第4章 忍者―男と女について語る(女の魅力と護身術;自害できる女をさがせ ほか)
第5章 忍者―ひとりごとをつぶやく(禅剣一如の思想;修業の目標、生活の目標 ほか)
著者等紹介
初見良昭[ハツミマサアキ]
昭和6年12月2日千葉県野田市に生まれる。武芸考証家。日本作家クラブ会員。戸隠流、玉虎流、九鬼神伝流、虎倒流、義鑑流、神伝不動流、玉心流、雲隠流、高木揚心流、九流派宗家、武神館道場館長。日本外国特派員協会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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