「知」の革命家ヴォルテール―卑劣なやつを叩きつぶせ

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「知」の革命家ヴォルテール―卑劣なやつを叩きつぶせ

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806805892
  • NDC分類 135.3
  • Cコード C0010

内容説明

フランスを革命に導いた「知」の巨人ヴォルテール―。旧体制を改革するために市民として彼がとった行動、彼の哲学・思想を明らかにする。

目次

序章 改革か革命か―ヴォルテールとルソー
第1部 ヴォルテールの生涯(誕生と少年時代;青年時代;英国滞在と『哲学書簡』;シレーのヴォルテール;宮廷人ヴォルテール;ジュネーヴのヴォルテール;フェルネーの長老;パリ帰還と死)
第2部 カラス事件とヴォルテールの戯曲・歴史観(カラス事件;カラス事件とヴォルテール;フランスのセイクスピア;歴史家のヴォルテール)

著者等紹介

小林善彦[コバヤシヨシヒコ]
1927年東京生まれ。1952年東京大学文学部仏文科卒業。現在、東京大学名誉教授、(財)日仏会館顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クッシー

1
ヴォルテールはフランスの啓蒙思想家(詳しいことはネットで調べていただけたら)。彼は皮肉屋で金にがめつく、プライドが高い。同時代人のルソーに対して「あなたの本を読んでいると4本足で歩きたくなってくる」など辛辣な手紙を書く。多分嫌な奴なんだろう。だが彼は当時のキリスト教に於ける迷信を非難し、またその被害者を全力で弁護した。理性を重んじ、フランス革命への橋渡しとしての役割も果たした。その功績を見るとカッコイイ。結局彼の批判精神と知性が長所であり短所でもあったのだろう。人間の面白みが増すのはやはり二面性である。2022/01/21

さく

1
ルソーとヴォルテール、死の場面に於いてその対比が顕著に表れていると思った。「私は自分の存在が彼の存在に結びつけられていたと感じます」2014/06/10

メルセ・ひすい

0
18世紀のパリ・ミシェル 公証人の子。 ルソーとの対比。当時の英国の紹介から、政治の自由、宗教の自由、思想の自由、生活の改善、を科学的手法で。 日本でのキリスト教の全滅は国の宗教があったため容認しなかったとしている。 哲学書簡=アンシャン・レジームに投げつけられた最初の爆弾! 18世紀前半の仏の知的大事件。・・・特に宗教の自由(カトリック・プロテスタント) 英国ではロックの哲学もニュートンの科学も、クェーカー教徒もシェイクスピアも国民に知られていたのに仏では・・・ 2009/01/27

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