文春新書
知事が日本を変える

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  • サイズ 新書判/ページ数 178p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166602384
  • NDC分類 318.2
  • Cコード C0231

内容説明

近年、新しいタイプの知事が続々誕生しているが、そのさきがけは宮城の浅野、三重の北川、高知の橋本の三知事。「国とのパイプ重視型」に代わり「草の根型」が登場したことで、改革の進まぬ中央の政官界とは対照的に、地方は大きく変わろうとしている。本書ではその三知事が、情報公開、職員の意識改革、議会におけるなれあいのない論戦など、変革の実態を具体的に語る。その白熱の論議から浮かび上がってくるのは、本当の民主主義を創造する道だ。

目次

1 私が知事を目指したわけ―何を疑問に思い、どう変革しようとして、われわれは立候補を決意したのか。
2 情報公開が県政を変える―情報を隠すからこそ弛緩・腐敗が生まれる。出発は何よりまず情報をオープンにすることなのだ。
3 こうやって職員の意識を改革した―「お役所仕事」からの脱却には、職員たちの意識改革が必要。それをこういうかたちで進めていった。
4 財源をどう確保するか―地方が自立するには財源の問題は避けて通れない。望まれる税のあり方とは?
5 市町村とどうつきあうか―従来の上意下達でいいのだろうか。また、県境に固執する意味があるのだろうか。
6 永田町・霞が関こそ変わるべし―中央の政・官界のほうが旧来のパラダイムから抜け出せずにいる。県は国にこう望む。
7 選挙の戦い方、政党との関係―無党派知事の選挙戦とはいかなるものか。議会にはどういう姿勢で臨むのか。

著者等紹介

浅野史郎[アサノシロウ]
1948年生まれ。東京大学卒。70年、厚生省に入る。生活衛生局企画課長だった93年、退職して宮城県知事選に突如出馬、無党派選挙を戦って当選。現在3期目

北川正恭[キタガワマサヤス]
1944年生まれ。早稲田大学卒。72年より3期三重県議、83年より4期衆議院議員。95年に三重県知事選に出馬し当選。国政からの転身が話題となる。現在2期目

橋本大二郎[ハシモトダイジロウ]
1947年生まれ。慶応大学卒。72年NHKに入り記者として活躍。91年退局し、友人らに推され高知県知事選に出馬し当選。草の根知事のさきがけに。現在3期目
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Naota_t

1
★3.2/宮城県、三重県、高知県知事の対談。高知の橋本氏は『知事―地方から日本が変わる』(平凡社新書)を読んだことがあったので、内容は重複。NHK出身だけあって、言葉遣い(〜に関しては、など)に関する記述は参考になった。各県の取り組みPRブック然りで、内容は広く浅い。過去に私も公務員になってみたいと思った時もあったが、利益感覚に疎く、”カラ出張でカネを捻出できる人が出世する”世界に行きたいと、今は全く思えない。自己否定ができ、「県民のためになるから前例とは違うがやる」知事や組織が当たり前になってほしい。2022/05/22

tetuneco

1
自慢話ですか?2008/08/19

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