目次
第1章 紫煙、「大東亜」に燻る(嗜好としての煙草;戦場の紫煙;植民地の煙草;「大東亜」幻影の紫煙;日本燐寸、「大東亜」幻影)
第2章 もう一つの紫煙は阿片(「阿片戦争」と日本;台湾領有と阿片;日本による「阿片戦争」;朝鮮での阿片中毒と専売制;旧満州・占領地での阿片栽培)
第3章 戦場をおおう悪魔の吐息(毒煙(ガス)兵器の登場
毒ガス兵器の恐怖
防御あっての毒ガス戦
台湾霧社事件に毒ガスの影
旧満洲は実戦訓練場
化学戦教育隊での訓練
中国での日本軍毒ガス攻撃
毒ガスの終焉と責任)
著者等紹介
久保井規夫[クボイノリオ]
1967年、香川大学教育学部を卒業し、大阪府公立学校教員として勤務。「同和」(人権)教育研究団体の役員を歴任。2003年、摂津市立第二中学校教諭を最後に退職。現在、桃山学院大学講師。APHC(アジア民衆歴史センター)主宰。平和・人権の教育実践報告や著書は多数。自宅(築120年余の町屋)の蔵をAPHCの所蔵庫・展示室とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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