魚の自然誌―光で交信する魚、狩りと体色変化、フグ毒とゾンビ伝説

個数:
電子版価格
¥3,190
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

魚の自然誌―光で交信する魚、狩りと体色変化、フグ毒とゾンビ伝説

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年04月27日 07時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806715948
  • NDC分類 487.51
  • Cコード C0045

内容説明

体の模様・色はなんのためにあるのか、ナマズはハトの捕まえ方をどのように学ぶのか、群れの中で魚どうしぶつからないのはなぜか、フグはなぜ自分の毒で中毒を起こさないのか。世界の海に潜ってさまざまな魚に出会ってきた気鋭の海洋生物学者が、自らの体験をまじえ、魚の進化・分類の歴史、紫外線ライトで見る不思議な海の世界、群れ、音、色、狩り、毒、魚の知性など、魚にまつわるさまざまな疑問にこたえ、魅力的な魚の世界へと誘う。広大で美しい水の中の住人への科学者からのラブレター。

目次

プロローグ―世界を旅する魚類学者
魚とは何か―魚類学の始まり
深みをのぞく―進化の系統樹をたどる旅
色彩の思わぬ力―体色の意味するもの
海のイルミネーション―光を発する魚たち
群れを解析する―生き残りの戦略
魚の食卓―水中で暮らす魚に共通する課題
毒を持つ魚―人と魚毒の深い関係
太古の海の魚たち―化石魚から進化をさぐる
魚のオーケストラ―海は魚たちのたてる音に満ちている
魚の思考力

著者等紹介

スケールズ,ヘレン[スケールズ,ヘレン] [Scales,Helen]
イギリス生まれ。海洋生物学者。魚を観察するために数百時間を水の中で過ごしてきた。ダイビングやサーフィンをこなし、ラジオ番組の出演者としてもサイエンス・ライターとしても活躍する。海の語り部として知られ、BBCラジオ4の番組「ザ・インフィニット・モンキー・ケージ」ではロビン・インスとブライアン・コックスとともに深い海の不思議について考え、「取っておきのもの博物館」のコレクションにタツノオトシゴの仮想水槽を寄贈した

林裕美子[ハヤシユミコ]
兵庫県生まれ。小学生の2年間をアメリカで過ごし、英語教育に熱心な神戸女学院の中高等学部を卒業。信州大学理学部生物学科を卒業してから企業に就職したが、生き物とかかわっていたいと思い直して同大学院理学専攻科修士課程を修了した。主婦業のかたわら英日・日英の産業翻訳を手がけるようになり、子育てが一段落したころから森林、河川、砂浜などの環境保全活動に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

2
魚類に関する話フルコース。進化生態物理の話まで。(サンゴ礁のパチパチ音は海老のキャビテーションらしい) ダイビングの話も多くて行きたくなる。メガネモチノウオがそんなに貴重だとは……パラオにめっちゃいたし、確かに密漁後に頭だけ捨てられてるやつに出会ったりもした。ブルーコーナーとかも書かれてて懐かしくなった。体内で色素を作る魚はものすごく少なく、他はほぼ構造色とか、深海の魚が赤い理由とか、実は紫外線に反応する模様をたくさんの魚が持ってるとか、良い本でした。同著者で『貝と文明』というのもあるらしいので読みたい。2020/05/04

Masakiya

2
令和の時代に直球の邦題。バイオロギング、遺伝子解析、潜水艇での撮影等、新しい研究手法によって、魚の知見がかつて無いほどに蓄積されてきた事を執筆の理由として著者は挙げているが、原題の副題であるフィッシュウォッチャーガイドとして10年代の研究成果も盛り込んでおり、スマホ片手に魚種を確かめながら楽しめる。動物の行動を自然言語で記載する古くからの研究成果も作者の実際の観察によって生き生きと語られる。晩年のローレンツはノーベル賞の賞金で巨大な水槽を作り、ツノダシ一匹一匹に名前をつけて観察していたなんてエピソードも。2020/03/28

yokkoishotaro

1
2021年NO1の本を年明け早々読んでしまったな。内容は海洋生物学の最新の情報を参照してて、かなり重厚。コラムとかちょっとしたエピソードもまた秀逸。読んでて飽きない。水産・海洋系の学生は必読だろうし、これ読んで水産・海洋系に興味持つ人もかなり多いんじゃないかな。2021/01/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14765317
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。