英国貴族、領地を野生に戻す―野生動物の復活と自然の大遷移

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英国貴族、領地を野生に戻す―野生動物の復活と自然の大遷移

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  • サイズ 46判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806715931
  • NDC分類 519.833
  • Cコード C0045

内容説明

野牛、野生馬、野ブタを放したら、絶滅危惧種がつぎつぎに復活した。生物学者、自然保護活動家を驚愕させた、欧州の先端知見を集めた環境復活実験を、ダイナミックに描いた全英ベストセラー。

目次

樹齢五五〇年の巨木と一人の男
私たちが農場経営を諦めるまで
農地が生き物であふれかえる
オランダ自然保護区の衝撃
再野生化、実現までの険しい道のり
野生のウシ、ウマ、ブタを放つ
近隣住民の不満噴出
プロジェクトの危機
数万匹のヒメアカタテハの襲来
イリスコムラサキとサルヤナギとブタ
ナイチンゲールの哀しみ
コキジバトの鳴き声が消える日々
洪水と川の再野生化
戻ってきたビーバー
自然保護と経済
土は生命
ヒトと自然

著者等紹介

トゥリー,イザベラ[トゥリー,イザベラ] [Tree,Isabella]
夫である、サー・チャーリー・バレルとともに、全英で注目を集めるクネップ・ワイルドランド・プロジェクトを主宰する作家

三木直子[ミキナオコ]
東京生まれ。国際基督教大学教養学部語学科卒業。外資系広告代理店のテレビコマーシャル・プロデューサーを経て、1997年に独立。海外のアーティストと日本の企業を結ぶコーディネーターとして活躍するかたわら、テレビ番組の企画、クリエイターのためのワークショップやスピリチュアル・ワークショップなどを手がける。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bashlier

41
5/5 「涙あり笑いありの自然愛劇」著者夫妻は貴族家系。広大な農園を相続したものの、小麦・牛乳価格の暴落により、補助金込みでも大赤字。破産から物語は始まります。彼女らが乗り出したのは経営改革ではなく、「野生のウシを放つこと」。生き物の力により、元農園はありのままの自然の姿を取り戻していきます。描写はレイチェル・カーソンが描き出した美しい風景のよう。続いて野ブタや野生馬、ビーバーを解き放ち、土地をあるべき姿に戻そうとします。しかし、周辺住民の怒りの声が彼らを脅かし・・・。心打たれるノンフィクションです。2023/08/29

たまきら

33
耕作放棄地を開拓している自分が気付いたことがあるとすれば、化学肥料や農薬を使うことで荒れた土地でも、放棄されてしばらくすると結構元気になるということでしょうか。再生力ってすごい。けれどもそれを意図的に行おうとすると反発もあり、取り組んだ人たちには敬意を持ちました。放棄とは全く違う管理された野生の姿は、今後の放棄地対策への参考になりそうです。2020/09/17

宇宙猫

31
★★★★★ 農業をやめて自分の土地を野生に返すのに様々な規制があり、莫大なお金が掛かり、近隣住民の反発に対応しなくてはならない。農地にする前の姿に戻すのがこんなに大変なことに驚くが、東京に鹿がでたと全国ニュースになることを考えれば納得だ。野生の動植物が復活するする力は、人がいなくなるだけで様々な生き物が暮れしていける証でもあり、ちょっぴり悲しい。欧州・英国の自然保護に対する様々な補助金が、日本との自然に対する考え方の違いを表しているようで興味深かった。D2020/05/29

ぽてちゅう

25
作者が粘土質の農地に見切りをつけ、取り組んだのは農地の再野生化。農地と戦うことから一転、農地と一緒に何かをしようと決めた瞬間だ。「自然のなすがままに任せる」方法に、生物は敏感に反応。草食動物を放ったことで更に自然は地力を発揮し、絶滅危惧種でさえ復活させる。人の手で守り育てる自然保護から、自然が自分のリズムに合わせて風景を作りあげるのを見守る自然保護へ、転換するヒントが詰まっている。自然をもっと自由に!2020/11/03

ykshzk(虎猫図案房)

20
広大な領地を「再野生化」する奮闘記。現在森林に関して勉強中の身にとっては感動的な内容だったが、勉強していなければ分からなかったであろう単語も多い。「遷移」「林冠閉鎖」「萌芽更新」とか。でも、調べながらでも読む価値のある本だと思う。自然環境主体で本来の生態系がバランスの取れた良い状態に移行していくために、人間は一歩引いて勉強し、周囲とネゴシエーションしていくことがいかに大事か。もっと学びたいという気持ち、謙虚な気持ちにさせてくれる貴重な一冊。 2023/09/12

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