謎のカラスを追う―頭骨とDNAが語るカラス10万年史

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謎のカラスを追う―頭骨とDNAが語るカラス10万年史

  • 中村 純夫【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806715726
  • NDC分類 488.99
  • Cコード C0045

出版社内容情報

ジャポネンシスとマンジュリカス。そのどちらともつかない不思議な標本を目にした著者は第3のカラスを求め単身樺太の地へと旅立つ。澄んだ声でカァ―と鳴くハシブトガラス。
ハシブトガラスには2つのタイプ、日本列島と樺太にいつジャポネンシスと大陸に生息するマンジュリカスがいる。
ある時、著者は不思議な標本を目にする。
ジャポネンシスでもマンジュリカスでもない、第3のカラスがいるのではないか……。
ロシアの研究者が、マンジュリカスが樺太に渡ってジャポネンシスと繁殖している可能性を指摘したのを受けて、
この2種が出会う「交雑帯」を突き止めるべく、在野の研究者が単身、樺太に乗り込む。
年季の入った車で悪路を疾走し、軍用車両を改良したホテルに泊まり、
アムールトラとのニアミスを経ながら、ひたすらカラスの採集を続ける。
果たして、第3のカラスは発見できるのか。

プロローグ North to Sakhalin
交雑帯はエル・ドラド
名前からして謎めいたマンジュリカスというカラス
マンジュリカスとジャポネンシスが樺太北部で出会っている?

第1章 初めての樺太(サハリン)
1 ゼロから立ち上げる
2 たった四時間で異次元の世界に
3 易しくないカラス撃ち
4 日本と違うカラスたちの行動
5 アニヴァ湾のハンティング・ハウス
6 北海道大学に鈴木仁を訪ねる
7 山中でカラス鍋?
[コラム]所属欄はインデペンデント

第2章 南北1000キロの島を一往復したカラス採集行
1 ヘビーデューティ・カーの確保
2 サハリン日誌2007
旅立ちの朝
再び宗谷海峡を渡る
焚火
オホーツクの浜辺で墓穴を掘る
酒席
ポロナイスクのゴミ処分場
スミルニフ、そしてテイモフスコエへ
遂に北部の街、ノグリキにたどり着く
猛禽類のための繁殖支援塔
北端の街、オハ
最北端での苦戦
中部地区支部長宅にホームステイ
腐敗させたいが、腐敗臭はたまらない
現金とウォッカ
息切れの始まったサファリ
名人でも焦る
目標達成、しかし好事魔多し
第二幕の初日
フィリアとゲルダ
初めて見た、御真影館
文字通り、紙一重
稚内から札幌へ、不思議と冷めたウィニングラン
[コラム]季節とともにうつろうカラスの親子関係

第3章 ご破算
1 不吉な予感
2 頭骨の形態を調べた結果は、否
3 遺伝子の解析結果も、否
4 ご破算
5 戦略の再構築
6 ジャポネンシスの本拠地、北海道の頭骨標本が届いたが
[コラム] いかさまサイコロ

第4章 コンコルドの失敗か?
1 大陸への扉が開いた
2 大陸日誌2009
伏木港からの日本出国
ルーシ号の船客
腰痛のカラータイマー点滅下のロシア入国
出発準備で東奔西走
初めてのルシアンジープ
最初の猟
大陸側から望む間宮海峡
バム鉄道の終着駅
基地跡に連泊
軍用車両改造ホテル
強いられた安息日
アムールトラの足跡に冷や汗
怪しい宿泊施設
アムール河口の辺境の町、デ=カストリ
吉凶相半ば
間宮海峡側の採集目標達成
琥珀が転がる河原
極東でユダヤ?
ユダヤ自治州の南縁にて
親分子分の関係
ビキンの鉄道員宿舎
ロシア版の道の駅
一見さんお断りのホームステイ
初めてのご出勤
三段階の作業
沿海州でのカラス採集、目標達成
ポクロフスキー公園で職務質問
アルセーニエフとデルス・ウザーラ
殺せなかったハシブトガラスの雛
お買い物
ラストスパート
フェイルセーフ
上弦の月に起こされて
最後の出勤
ウラジオストク出航
Amazing Grace の海と旅の終わり
[コラム]わが子への安全教育

第5章 頭骨小変異と係数倍で謎が解けた
1 形態からのアプローチ
2 遺伝子からのアプローチ
3 救世主、頭骨小変異
4 頂上直下までたどりついたが、立ちはだかる壁
5 未明のAHA ?
[コラム]ロシア側の三地域間比較と樺太・北海道比較

第6章 学際協力
1 思いもかけぬ共同研究者との対立
2 新たな証拠の出現
3 新しい地平
[コラム]異端訊問審査官(インディクション・エスパニョーラ)

エピローグ ハシボソガラスのサクセス・ストーリー

論文で使用した5枚の図表
謝辞
発表論文・著作リスト

中村 純夫[ナカムラ スミオ]
著・文・その他

内容説明

ハシブトガラスには、ジャポネンシスとマンジュリカスの二亜種がいる。この二種が交雑した、第三のカラスの存在を確かめるため、フリーランスの鳥類学者が単身、サハリンに乗り込む。ロシア人ハンターとともに島の南北1000キロを往復し、さらにはロシア本国の山中へ分け入ることに。謎のカラスの正体をつきとめるまでの、苦難と執念の道のり。鳥類学者がフィールドで真実を探求する醍醐味と厳しさを余すところなく描く。

目次

プロローグ North to Sakhalin
第1章 初めての樺太
第2章 南北一〇〇〇キロの島を一往復したカラス採集行
第3章 ご破算
第4章 コンコルドの失敗か?
第5章 頭骨小変異と係数倍で謎が解けた
第6章 学際協力
エピローグ ハシボソガラスのサクセス・ストーリー

著者等紹介

中村純夫[ナカムラスミオ]
1947年生まれ。埼玉県比企郡武州松山町(東松山市)出身。静岡大学理学部物理学科卒業。オリンパス光学工業の研究開発部で3年間、光学系のデザインに従事した後、大阪府立高校教員に転職。38歳の時に生物学を志し、42歳でカラスの生態・行動の研究を開始。ハシボソガラスのなわばりを検証した論文で、日本鳥学会奨学賞を受賞。59歳で早期退職し、北方のハシブトガラスの進化・分布の研究にとりかかる。極東ロシアへ3度の遠征をし、カラスの頭骨標本とDNA解析試料を得て、ロシア科学アカデミーのA・クリュコフと共同研究を進め、ハシブトガラスの10万年史を明らかにした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

DEE

11
著者は物理学の研究者から教員、そして生物学の在野の研究者となった人物。 自分はカラスにはそれほど興味はないが、著者のカラスの調査にかける情熱は充分に伝わってくる。っていうかそれくらいの情熱がないと研究者にはなれないのだろうけど。 サハリンや大陸のアムール川を巡る個体採取の旅は、旅行記として読んでも結構面白いと思う。2020/03/06

ふたば

7
今までに読んだカラスや鳥関連の本とは異なり、資料を採集し、標本をつくる過程が淡々と記載されている。シベリア、樺太、北海道とカラスの生態を調査し、革新的な結果を得る。長年の混迷から抜け出し、光を見出す瞬間の歓喜の想いが伝わってくるが、全体としては非常に静的な印象を受ける。興味深い内容だが、今までの鳥関係の本を読んだうえでは、少々内容が硬いと感じてしまった。もともと生物を学んでいなかった著者が、物理から生物に転向するに至った経緯をもう少し知りたいと思った。2019/02/02

4
ハシブトガラスの亜種同士が交雑した第三のカラスの存在を検証する本。近縁亜種の分布域を見極めるために、北海道から宗谷海峡を超えてサハリンへ渡り、そのまま対岸の大陸沿岸地域まで移動しながら、各所でカラスを捕獲して頭部のみを取り出す。研究に割かれたページの割合は少なくカラスを追う過程を紀行本調で記すのがメインで、フリーランスの研究者が身銭を切って現地の人々を雇い、ロシアの検問を回避しながら研究を進める苦悩が偲ばれる。隣国ながら文化圏は異なるロシアではあるが、鳥類を始め所々に文化の交流の跡がある。珠玉のエッセイ。2019/01/31

y

1
大学や研究所などに所属していない"インデペンデント"な研究者による研究記、というかロードムービーのようなテイストを持つ、いい意味で不思議な本でした。 研究内容もとても興味深く読みましたが、著者の経歴ももっと読みたいなという感じです。 サハリンやシベリアって過酷なんだなとびっくりしました。2019/02/13

mustache

0
大学にも研究機関にも属さないインディペンデントの研究者が早期退職して、ハシブトガラスの分布を追ってサハリンと沿海州を旅する。カラスを追い、撃ち落としたカラスからDNAを採取して頭部骨の標本を作り、外形的な比較から頭骨小変異に着目して大きな発見に至る。ロシア人のガイドやハンター、研究者との交流とさまざまな冒険、そして推理小説の謎解きのようなスリルを味わうことができる優れたエッセー。短く切れ味するどい文章も印象深い。同い年の筆者の好奇心と馬力に脱帽する。2019/03/22

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