内容説明
ファーマーズ・マーケット、教育、ゴミゼロから省エネ住宅まで。世界の注目を集める実験的コミュニティで実践されてきたアイデアを次々と事業化し、地域の中で経済がまわる。誰もが医療を受けられ、より少ないエネルギーで豊かに暮らせる街―ニューヨーク州にある人口3万人の自然豊かな小さな街イサカで、住民たちが創り出している持続可能な暮らしを、“エコビレッジ・イサカ”の創始者が具体的に紹介。日本の地域社会創生のヒントがあふれている。
目次
「もう一つの世界は可能だ」
イサカの歴史―先住民族から学ぶこと
食と農―地産地消のシステム作り
燃費のいい家―省エネ住宅と自然エネルギー
暮らしやすい街―賢い土地利用と新しい交通手段
仕事―地域で仕事をつくり、経済がまわる
学ぶ―持続可能な未来のための教育
地域メディア―映画・演劇・ニュース・ラジオ・書店
地域医療―すべての人が健康で幸福になる方法
自然の成り立ち―湖・森・川と天然ガス開発
ゴミゼロ―ゴミを黄金に変える
文化の革命―他地域とのつながり・自然葬・クリスマスギフト・裁縫
お祭り―イサカのフェスティバルと芸術
実践のために
著者等紹介
ウォーカー,リズ[ウォーカー,リズ] [Walker,Liz]
1991年から、エコビレッジ・イサカの共同設立者、および代表理事として、企画段階から実現するまで献身的に活動してきた。エコビレッジは今では国際的に評価されている。『イサカ・エコビレッジ―持続可能文化の先駆け(EcoVillage at Ithaca:Pioneering a Sustainable Culture)』(New Society 2005年)で、エコビレッジや持続可能なコミュニティーという概念を、米国やほかの国の人々に広く紹介した
三輪妙子[ミワタエコ]
東京生まれ。1974年から1980年までカナダのバンクーバーで暮らし、エコロジーや女性の運動にかかわる。その後、日本にもどり、故高木仁三郎氏主宰の原子力資料情報室で英文ニュースなどを担当。約20年前からカナダの山奥の村に居を構え、日本と行ったり来たりする生活を続けながら、翻訳・通訳に携わる。10年ほど前から、竹・ヘンプなどの自然素材の服を販売するセレクトショップをこの村で経営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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きいち
Tatsuo Mizouchi