出版社内容情報
2025年1月の大学入学共通テストから新しく導入される新科目「情報Ⅰ」。この聞き慣れない科目は政府の掲げる未来社会「Society5.0」を教育から実現するものとして導入されました。
文系理系、男女問わずに必修とされているため今後社会に出ていく学生の多くが情報Ⅰの内容を身につけていることになります。数年後には、今までの社会人を凌駕するIT教養を持った新卒人材が社会人となります。
本書は、そういったレベルの高い新卒社会人を迎え入れる現役のビジネスパーソン向けに、情報Ⅰが設置された背景や狙い、影響、さらに「このぐらいは知っておかないと社会人として今後マズい」と思われる情報Ⅰのトピックを解説します。
もちろん、子供が学校で学んでいる内容に興味のある親や先生にも参考になることでしょう。
内容説明
2025年度から大学入試で必須の新科目、その背景と狙いは?なぜ高校生が学校で情報を学ぶのか?日本は情報教育で諸外国から10年以上遅れている?これからの時代に必要なデジタル人材を育てるには?これからの時代に必須のIT教養をまとめて理解!
目次
1 情報教育の意義と立ち位置を知る 「情報1」とはどのような科目なのか
2 情報社会における基礎を学ぶ 情報社会の問題解決
3 情報の効果的な伝達方法を学ぶ コミュニケーションと情報デザイン
4 デジタル活用力の基礎を身につける コンピュータとプログラミング
5 情報通信網への理解を深める 情報通信ネットワークとデータの活用
6 情報社会と情報教育の今後 情報1が当たり前の未来社会を考える
著者等紹介
鹿野利春[カノトシハル]
京都精華大学メディア表現学部教授。石川県内の公立高校勤務、教育委員会事務局を経て2015年に文部科学省にて高等学校情報科担当教科調査官として勤務。「情報1」「情報2」を含む現行学習指導要領の改訂、「情報1」「情報2」教員研修用教材の作成、小学校プログラミングを含む情報活用能力の育成、GIGAスクール構想などに携わる。2021年から京都精華大学教授。2022年から(一社)デジタル人材共創連盟代表理事として、教員養成、「情報1」の教科書・教材の作成、企業と協力したデジタル人材の育成に取り組む。東京学芸大学講師、広島修道大学講師、大阪芸術大学客員教授、理化学研究所客員研究員、文部科学省情報活用能力調査委員、学校DX戦略アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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