出版社内容情報
極小の世界で生きるコケの驚くべき生態が詳細に描かれる。ジョン・バロウズ賞受賞!ネイチャーライティングの傑作、待望の邦訳。
極小の世界で生きるコケの驚くべき生態が詳細に描かれる。
シッポゴケの個性的な繁殖方法、ジャゴケとゼンマイゴケの縄張り争い、
湿原に広がるミズゴケのじゅうたん――
眼を凝らさなければ見えてこない、コケと森と人間の物語。
米国自然史博物館のジョン・バロウズ賞受賞!
ネイチャーライティングの傑作、待望の邦訳。
コケと自然から学ぶべき「人生哲学」がちりばめられた1冊。
はじめに コケ色の眼鏡を通して見える世界
コケの持つ「名前」
コケとの出会い
コケと岩の会話
見えないものに眼を凝らし、耳を澄ます
見えないものを見ようとする意識
光り輝くコケのじゅうたん
植物の中で最も単純、そして優雅なコケ
小さな世界で生きる
環境への見事な適応
大気と土壌の接点
空気の流れを変え、風をつかまえる
コケの生活環
植物界の両生類
陸上で生き残るための構造
遺伝子と環境が織りなす複雑な舞踏
シッポゴケ 女系家族と小さな雄
シッポゴケ一族
花嫁の葉の間に隠れる小さな雄
惹かれ合うコケと水
雨を夢見るコケ
水との親和性が高いデザイン
磁石のようにひかれ合うコケと水
内容説明
米国自然史博物館のジョン・バロウズ賞受賞、ネイチャーノンフィクションの傑作待望の邦訳。極小の世界で生きるコケの驚くべき生態が詳細に描かれる。ネイティブアメリカンの著者が語る、眼を凝らさなければ見えてこない、コケと森と人間の物語。
目次
コケの持つ「名前」
見えないものに目を凝らし、耳を澄ます
小さな世界で生きる
コケの生活環
シッポゴケ―女系家族と小さな雄
惹かれ合うコケと水
スギゴケ―生態遷移におけるコケの役割
コケとクマムシの森
ジャゴケとゼンマイゴケ―岩壁の縄張り争い
ヨツバゴケ―生存のための選択、絶滅を招く選択
ヒメカモジゴケ―偶然の風景
ヤノウエノアカゴケ―都会暮らしのコケ
ネイティブアメリカンとコケ
ミズゴケ―湿原に光る緑色のじゅうたん
オオツボゴケ―放浪の一族
人工のコケ庭園―生命を持たない芸術作品
森からコケへの感謝の祈り
コケ泥棒と傍観者
ヒカリゴケ―藁から黄金を紡ぐ
著者等紹介
キマラー,ロビン・ウォール[キマラー,ロビンウォール][Kimmerer,Robin Wall]
1953年、ニューヨーク生まれ。ネイティブアメリカン、ポタワトミ族の出身。1993年より、ニューヨーク州立大学の環境森林科学部で准教授として教鞭を執る。生物学や生態学、植物学などを教えるかたわら、学部内に2006年に設立された「ネイティブアメリカンと環境センター」のディレクターに就任。伝統のある生態学的知識と西洋の科学的知識の橋渡しをし、多文化からの視点の融合によって環境問題を解決していけるよう、積極的に活動をしている
三木直子[ミキナオコ]
東京生まれ。国際基督教大学教養学部語学科卒業。外資系広告代理店のテレビコマーシャル・プロデューサーを経て、1997年に独立。海外のアーティストと日本の企業を結ぶコーディネーターとして活躍するかたわら、テレビ番組の企画、クリエイターのためのワークショップやスピリチュアル・ワークショップなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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