アユを育てる川仕事―漁協、市民、行政がつくりあげる、アユとの共存

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  • サイズ A5判/ページ数 265p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784806714019
  • NDC分類 664.691
  • Cコード C0045

内容説明

全国各地の河川で天然アユを増やす取り組み、川の環境を保全する活動がはじまっている。アユに関する最新の科学情報を踏まえ、アユを取り囲む現在の環境と保全方法を、豊富な事例とデータを挙げて解説。河川環境の保全、漁協の経営、次世代への自然の遺産など、水産資源の維持にとどまらないアユを増やす意義と、地域において漁協が果たす役割を詳述する。

目次

第1部 天然アユと漁協(理念)(天然アユを増やす意味;アユ資源の遺伝的保全のために考えなくてはならないこと ほか)
第2部 アユを増やす各地の取り組み(漁協が行う資源保全のための基礎調査;高津川漁協はなぜ産卵保護を強化したのか? ほか)
第3部 アユを増やす技術(水辺の小わざ;産卵場造成の実際 ほか)
第4部 アユの科学(アユの前半生;天然アユの資源変動メカニズム ほか)
第5部 天然アユを増やすと決めた漁協のシンポジウム記録(内水面漁協が目指す方向;天然アユ復活と河川利用(ダム、水利用)との調整 ほか)

著者等紹介

古川彰[フルカワアキラ]
関西学院大学大学院社会学研究科教授。農学博士

高橋勇夫[タカハシイサオ]
たかはし河川生物調査事務所代表。農学博士。アユの生活史の基礎研究をベースに、全国各地の河川で漁協の人たちと天然アユを増やす活動に取り組んでいる。同時に、天然アユを増やすための技術開発とその情報発信を行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぴか

1
アユ増殖のための漁協ごとの苦悩と試行錯誤、その解決策が具体的に記されている。 ただ闇雲に放流してもアユの遡上力が弱くなったり水冷病に耐えらなくなるなどの遺伝的な劣化が起こると知り驚いた。 他にも産卵場やアユが遡上しやすくするための魚道を作るなどなにもかもが新鮮で興味深かった。 2017/09/03

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