内容説明
太平洋戦争末期、津軽地方の国民学校訓導が一銭五厘の切手を貼った赤紙で補充兵として入隊後の2ヵ月間を描いた表題作など8編。
著者等紹介
小野才八郎[オノサイハチロウ]
1920年青森県北津軽郡嘉瀬村(現金木町)に生れる。39年青森師範学校本科一部卒業後、県下小学校に勤務。その間二度応召。45年太宰治に師事。50年上京。東京都職員。亀井勝一郎の知遇を得、同人誌「詩と真実」同人となる。創作集「冬の蛇」「イタコ無明」の他『太宰治語録』(津軽書房)がある
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